やぎポエム

ラノベ ( 2014.8.27 Wed 10:31)

コミケに出るので夫婦で同人誌を作った。その中に1ページ、小説を書いたのだ。同人誌といえばラノベだ、そう思って書いたのだが、長いのがかけず短いの3本になった。

そのうちの1本。twitterでの尾張さんののやりとりがアイデアの元になっている。

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ラノベ・部屋とワイシャツとクローン

食虫植物は人の皮膚や爪なども食べるのだという。ツイッターでそう書いている人がいた。
さっそく食虫植物をホームセンターで買ってきて自分のささくれを食べさせていたところ、その植物がつけた実がなんとなく自分に似ているような気がしてならない。

不気味に思いながらその実をもいで包丁で切ってみた。包丁を入れると同時に自分にも痛みを感じることもなく、しかもフカフカであんまり甘くない実であった。つまらないので途中から砂糖をかけてみたが青臭さが引き立っただけだった。半分以上残して食べるのをやめてバルコニーから放り投げた。鈍い音を立てて実はアパートの小さな庭(正確には隣家との隙間)に落ちた。翌日見おろすと実にはアリがたかっていた。

自分に似た実をアリが食べている。今度はアリが自分に似たりしないか。またはアリの巣に自分そっくりのクローンが埋まっているんじゃないか。だとしたら100いいねぐらいつく写真が撮れるかもしれない。そう思って土曜日にアパートの隙間に出てアリの巣を探してみた。自分が埋まっていることもなく、自分に似たアリもいなかった。

そもそもアリは小さすぎて一体誰に似ているのかわからない。面白くない地味な結果になってしまったので、アリの巣の形が人の形になっていました。という嘘をインターネットに書いてみたが3いいねであった。(了)

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妻に読んでもらったが全然ラノベではないという感想だった。

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