アメリカ所感

サンフランシスコとシアトルに行ったことをデイリーポータルZに書いた。

札束風呂、アメリカでうけました
ハトマスクの故郷に行った

7月のアドテック英語セッションからプリン体ナイト、MakerFaire東京、サンフランシスコ札束風呂とイベントが続いたが全部成功に終わった(と自分で平気で書く)。

札束風呂をやって、アーチーマクフィーに行って感じたのはここは冗談が冗談のまま通じる場所なんだな、ということである。札束風呂をやっていても理由を聞かないし、ひとつも役に立たないものを作って売っている店がなりたっている。

そういうナンセンスや笑いをわかる人は日本にもたくさんいるが、こう、社会のなかで認められている感じがしたのだ。くだらないものや笑いを「暇つぶし」「話のたねに!」「こういうのが分かっちゃう私」みたいな言い訳をしてない(デイリーとかの笑わせるだけの記事を「暇つぶし」というカテゴリで配信しているニュースサイトを見ると本当にがっかりする)。

これは冗談か、わははは、面白い、じゃ!

という感じだった。札束風呂は特に。

アメリカ行って、アメリカはさあ…なんて話をするなんて西洋かぶれもいいところだが、やっぱり違いはあった。
文明は直線的に西欧化に向かうんじゃなくて、いろんな文明が並列にあるというのはレヴィ=ストロースも言ってるので(読んでないけど)、文化に良い悪いはないのだが、この雰囲気は僕みたいな商売には向いていると思った。

これは雑貨屋で買ったキリストの着せ替え人形。

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こういうのもよくわからない。キリストは絞り染めのシャツが似合う。作った人もそう思ったのだろう。

冗談が冗談としてなりたっているので無粋な不謹慎というつっこみがないのだろうか。それともそう言われながらも売ってるのをたまたま日本人が見つけてしまっただけか。

そしてこういうものがいちいち高い。全体に物価が高いのだが、冗談で売ってるものも20ドルとか30ドルとか平気でする。経済問題とか一切興味がないが、冗談を認める文化と好景気がリンクしているのだとしたら、好景気もいいかもしれない。おれのために。

出張

1週間、出張に行っていた。サンフランシスコでJ-POPサミットというイベントに参加して、シアトルでハトマスクを売っているアーチーマクフィーに行った。その内容はまたデイリーポータルZに書くと思うので、細かいこと。

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アメリカの二度漬け禁止

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ジャム売り場のテイスティングの注意でした。

シアトルではマイクロソフトにも行った。

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売ってるTシャツがマイクロソフトらしい。簡単に言うとださい(好きだけど)。

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そしてなんだかよれよれなのが気になる。

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ホテルにあったコーヒーメーカー。ミスターコーヒー。ネイティブでもこんな安易なネーミングをするのかと思った。

スーパーはさすがに資本主義が爛熟している国だけあって、ウワーと思わせるものがたくさんあった。

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冷凍食品のピザがでかい、種類が多い。

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オレンジジュースがたくさんある。僕はなっちゃんみたいな薄いジュースがすきなのだが、どれも濃そう。

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ハーゲンダッツがでかい。レディボーデンのサイズだ。

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シアトルの空港内の乗り物。日本語でも案内が出たが女王様みたいだった。ほんとはこのあとに「ください」という文字が出るのだけれど。

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不安な感じで日本に向かう飛行機。

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自転車に乗るアリクイ。村上春樹の小説みたいだ。

アメリカは銃の音とパトカーのサイレンがなり響くゴッサムシティを想像していったのだが、思ったよりきれいでシアトルなんて代々木上原みたいだった。
そして子どもと犬が良くしつけられていておとなしい。路上生活者は叫んでいる人をよく見た。バリアフリーが義務化されているので車いすで生活している人が多い。だからトイレが超広い。iPhoneのマイク付きのヘッドホンで電話している人も多かった。電動キックボードや掃除の人が電動カートに乗っていたり、変わった乗り物をよく見た。

会うと「その時計いいね」とかとにかく余計なことを言う。いいねと言いすぎてるせいか、 good や perfect などの言葉がインフレを起こして、すぐにawesome(辞書には「荘厳な」って書いてある)と言ってた。

レストランでビールとピザを頼んだらウェイトレスがawesomeと言って帰っていった。日本語のニュアンスの「神」みたいなものだろうか。しかしオーダー受けて「神!」とは言わないな。

沖縄の人がまあまあいいぐらいのものを「上等」って言うのに似てる。あと、シアトルで見た魚屋が手を叩いていた。どこの国も魚屋は手を叩くのだろうか。インドでもマーケットで野菜売ってる人が日本の八百屋と同じようなダミ声を出していたっけ。

違うところもあるけど同じところもある。

まとめようと思ったがまとまらないので当たり前の感想で終わる。

グーグル翻訳の使いかた

グーグル翻訳で入力フォームの言語を自動検出にして、適当なアルファベットを入れるとおもしろい。

u だけ入れるとクロアチア語だと思って、英語の”in” 日本語の「で」と翻訳される。uuだとソマリ語だと判断して、”he”か「彼」だ。

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h a y a s h i と入力していくと、haのあたりでスペイン語と判断されて hayas で「あなたが持っています」という意味になった。そうだったのか。

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適当な日本語を入れると、それがどこかの国で別の意味になっていることがわかる。

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練馬区はインドネシアでは「受信されました区」だ。

うんこの意味はよくわからない。吸虫ってなんだろう。カフカ的ななにかか。ちなみに入力フォームの左下にあるスピーカーのアイコンをクリックするとしゃべる。ラテン語の発音でウンコと言わせて満足だ。

まじで!はトルコだと「過去において」である。急に政治家みたいになった。

グーグル翻訳があると自分の名前や住んでいる土地がよその言語でおかしな意味になっていることが分かる。なんとなくインテリになった気がするが、別にそんなこたあない。

 

あーなるほど

ちょっと前にヨッピーさんが書いたAV男優のレポートの最後に

「変わった喘ぎ声」ベスト1は「ワカッタワカッタおばさん」。挿入中ずっと「あーわかった。わかったわかった」と言ってるそうです。

って書いてあって笑ったのだが、このまえ新しいキックボードのような自転車のような乗り物に乗せてもらったときのことだ。

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(この写真ははおれじゃないけど)

そのときに乗りながら「あーなるほどわかったわかった」と言ってしまった。「あ、おれがあのときのあれになってる!」現象である。

同じ現象は、むかし中2ナイトというイベントのための撮影をしていたときに起きたことがある。卒業した中学校の近くで学ランを着てエロ本を探している写真を撮っていたのだ。

そういえば中学生のとき、大人なのに学ランを着て公園をウロウロしている不審者がいるという噂があった。

「あ、おれが今あのときの不審者だ!」と思った。

時間はループしている。この世界のとなりには並行する世界がある。きっとアインシュタインも学ランを着て中学校の近くでエロ本探しているときに相対性理論を思いついたんだろう。

店頭人形を寄りで撮る

商店街など店頭に置いてある人形は顔を接写で撮るとまったくかわいくない。もとからそんなにかわいくないのだが、寄ると虚ろさが引き立っておもしろい。

下から撮って見下されているように撮ると最高だ。(なんで人形に見下されたいんだろう?)

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夜のシャッターが降りた商店街で人形を見ると怖いやらエロいやらでどきどきする。スーパーの巨大な看板を見てドキドキするのと同じかもしれない。個人的な趣向を個人的な趣味で例えられてもわからないですね。

スーパーの看板については大昔にデイリーで書いた。

登戸のほうではんこ屋さん21の店頭に黄門様人形が2体あるのを見かけた。車からなので撮れなかったのだが、あれも寄りで撮りたい。

はんこ屋さん21の黄門様って誰からもスルーされているキャラなのに人形を作っちゃってるところとか、しかもそれが2台あるところとかおもしろい。

しかしはんこ屋さん21のTシャツプリントのサンプルTシャツが欲しい。勝手に作ったらダメかな。ダメだろうな。

勝手にノベルティ作って怒られない団体ってなんだろう。東インド会社とかだろうか。スタッフジャンパー作りたい。

背中の文字は

East India Company
Fresh Spice for You!
Since 1600

かな。

東京タワーの先っちょにしがみつきたい

リコーのTHETAというカメラで360度の映像が撮れる。これで撮った映像をハコスコで自分の周りにあるように見ることができる。

高いところで撮った映像を棒につかまってハコスコで見たら、東京タワーの先っちょにしがみついているような体験ができるのではないか。

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↑ こういう感じだ

そう思って試してみた。

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5mの棒のうえにカメラをつける。

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撮る。ドローンよりもこっちのほうが手軽でいいわいと思ったのだが。

ガタガタして浮遊感がない。棒に捕まっているというよりもセミ気分である。

セミのコスプレして見てもらえばいいかな。

(動画はブラウザが対応していると視点を動かせますが、どのブラウザだとみられるのかよく分かりません)

小エロ2015

久しぶりのロフトプラスワンでのイベントが終わった。2000年、29歳のころから2007年ぐらいまで年に3回ぐらいやっていた。

自分がいいにおいだと思うものを持ってきてもらって嗅ぎあったり(いいにおいナイト)、人んちだと思うものを調べて(床の間に日本刀が飾ってあるとか)それをひとつの部屋に集めて最大公約数的な人んちを作ってたり(ひとんちナイト)、来た人全員をピエロメイクにしたこともあった。
ブルジョワナイトでは「ブルジョワは怒ったときに長い手袋を叩きつける」とかそういうあるあるネタを集めて、賛同するときはグラスの氷をカラカラと鳴らすようにした。

そんな企画はデイリーポータルZのイベント、ほめられ屋敷(くす玉、テープカット、除幕式、鏡割りが一度に体験できる屋敷)や力づくの脱出ゲーム、いらないものがちゃがちゃに受け継がれていて、やってることはあんまり変わってない。

基本的な考え方は「なにが起こるかわからない状況を用意して、参加者と一緒に慌てる」だと思う。

その最新作は札束風呂で今度はfacebookのいいね数に応じてお札が降ってくるようにした。来月、MakerFaireとサンフランシスコに持っていく。日本の製造業がだめになってこれからはソフトだ!ってことで、おれみたいなどうかと思う人物が活動する場が増えた。

その結果ロフトプラスワンが拡大している。

イベント用に気になる写真を整理していて、やっぱり僕の興味は小エロなんじゃないかと思った。ヌードとか直接的なエロじゃなくて、遠回しなエロを表している写真。

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最後のは中エロぐらいですかね。

系統樹

この前デイリーで書いた「進化の順番で寿司を食べる」という記事が受けた。1年ぐらい温めていた企画だったのだが、受けそうな企画はちゃんとやったほうがいいなと思った。

実は4月からよその会社との連携とか広告とかそういう記事ばかり書いていて、しがらみのない純粋な記事は書いてなかったのだ。7月から編集部の人も増えたので調整仕事をほかの人に振って、自分が書く機会を増やした。編集長を名乗っているのに作業者としての仕事を増やすなんてマネジメント的には最悪だが、得意なことをやったほうがいいんじゃないかなあと思ったのだ。でもまた半年後には考えが変わると思う。

いや、そんな話ではなくてあの記事で新口動物や旧口動物といった説明も受け入れられたところが嬉しかったのだ。言ってみればただの専門的な知識だし、僕がデイリーでそういうことを書く意味があるのだろうかと思っていたのだが。

・18世紀は地球が寒冷な時期だったので飢饉がよく起きた
・ニュートンは20代で主な発見をして、晩年はオカルトじみた錬金術に打ち込んでいた
・皿を洗っている主婦を観察したら汚れが落ちることよりも泡が落ちることを気にしていたのでキュキュットをつくった。

ふだん本を読んでいておもしろいと思うのは主にこういった知識なので、そういうことを伝えてもいいというのは幅が広がった気がする。いやーでもデイリーではないかなあ。

進化寿司を書くにあたって進化のことを勉強した本はこれです。

シーラカンスみたいな魚が頑張って陸に上がっていろいろあって哺乳類になったのに、アザラシやアシカはまた海に戻ってしまったというところがおかしかった。せっかく頑張って陸に適応したのに。なんなんだあいつらは。

そしてプリン体ナイトは17日です。明日じゃん!?

下手な文字・余計な文字

下手な文字が好きだ。ぜんぜん上手くはないけどひっかかるもの。狙って書けない文字である。

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右の手描きの「カート置場」がすごくいい。強調のための枠もへろへろだし、でも勢いはある。「場」の文字のへろへろっぷりもすばらしい。

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自動販売機のサンプルのボトルって、なくてもいいんじゃないか。こうして紙に書いておけばいい。そもそもサンプルのボトルがそのまま出てくるわけではないし。そんな自動販売機の虚を明らかにした貼り紙。

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「心」の文字がすごくうんこっぽかった。いちどうんこだと思うとそれ以外に見えない。

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手描きじゃなくてもこういう素直な貼り紙も惹かれる。でもまあまあ混んでいる店だった。

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「スイッチ」と書いてしまう人間の弱さ。書かなくてもわかるんだけど、いちど気になると書かずにはいられない。そうなると「ドア」「ガラス」「とって」などと書かなければいけない気がしてきて、でも実際にやると頭がおかしい感じになる。

そしてプリン体ナイトが7月17日。原点に戻ってこういうスライドも用意しておきます。

パリパリパイロン(ppp)

こんどのやぎの目イベント、プリン体ナイトで新作のスライドを見せたいと思っているのだが、いまいちばん凝っているのがパリパリに割れたパイロンの写真なのだ。パリパリパイロン、略称pppだ。

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これがこれまでのベストPPP。危険なほど鋭角的に割れている。偶然の芸術に思わず息を呑む。

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頭を垂れているようにパリパリになったパイロン。鍾乳洞なら「お辞儀仏岩」と名付けられていてもおかしくない。

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三枚重ねだが1枚目と2枚目がパリパリになっている。大気圏突入でもしたのか。

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これもお気に入り。ゴッサムシティ新宿の面目躍如といったパリパリ具合。

こんなスライドを1時間近く見せたいのだが、これで人が来るとは思えない。でもやろうかな。