ドイツのストリートビューを見ていて気づいたことがある。
人がプライザーっぽいのだ。
ストリートビュー
プライザー
ストリートビュー
プライザー
プライザーはドイツの鉄道模型用のフィギュアの会社である。微妙なシチュエーションが面白くて記事にしたこともある。
当たり前だけど、プライザーの体型はドイツ人だったのだ。
トラムの停留所なんてそのままジオラマである。
プライザーのサイトからダウンロードできるカタログは見てると1時間ぐらいあっというまに経つ。
やばいよ。
ドイツのストリートビューを見ていて気づいたことがある。
人がプライザーっぽいのだ。
ストリートビュー
プライザー
ストリートビュー
プライザー
プライザーはドイツの鉄道模型用のフィギュアの会社である。微妙なシチュエーションが面白くて記事にしたこともある。
当たり前だけど、プライザーの体型はドイツ人だったのだ。
トラムの停留所なんてそのままジオラマである。
プライザーのサイトからダウンロードできるカタログは見てると1時間ぐらいあっというまに経つ。
やばいよ。
新型コロナが流行って飲み会をしなくなって9ヶ月。ときどき「ああ、天狗とか行きてえな」と思う。
居酒屋の天狗だ。
チェーンの普通の居酒屋。若者向けの激安居酒屋でもないし、もちろん名門居酒屋でもない。わざわざ行くほどではないけど帰りに寄るにはちょうどいい店。
つまみも何がうまいというわけではないけど、どれもちょうどいい。あ、でもサバの一夜干しはうまい。あと肉豆腐。
その天狗がネット通販をはじめていた。サバが食べたかったのだが、天狗の一押しはサイコロステーキだった。
確かにサイコロステーキあるな…。ぐらいだったのだが、どうもようすがおかしい。天狗自身の思いが強いのだ。
………いや、そんな超人気メニューとは思わずになんとなく食べていたのだが、その程度の意識だったことを恥じるほどの熱の入れようだ。
なにしろ鉄板付きである。
天狗で550円のサイコロステーキを焼くための鉄板がついている。サイコロステーキ3つに鉄板ついて4000円だ。
> 何度も何度も試作を繰り返した天狗のみが知っている秘密を教えます。
> サイコロステーキの美味しさの秘訣は、この鉄板が大きなカギだったのです!
だったのです!の圧にひるんでしまう。営業企画部長談! どーん!
目の前でこのテンションで説明されたら絶対に買ってるだろう。
—
目の前でなくても買ってしまったのだが。
肉と一緒にクール宅急便でキンキンに冷えた鉄板が届いた。
焼き方のガイド付きである。自信がないので妻に焼いてもらった。
見た目も天狗だし、味も天狗で食べた味のまんまで笑った。
忘れてたけど、これだ。肉のカリカリ具合もちょっと筋っぽい感じも、靖国通り沿いの店やヒカリエ横の店で半分無意識に食べてた味だ。
わざわざ思い出す味じゃなくて、そういえばそうだったという味。
たまに地元に帰ると空き家の軒先に半分草に埋もれてるバイクがあったりして、そういえばこんな街だったなと思いだすような。
—
一緒に買ったサバの一夜干しもいつもの天狗味だった(サバはたまに思い出していた)。
肉豆腐は通販になかったので自分で作った。
先日、多摩境の健康ランドに行った(この記事を書くためだ)。
その健康ランドの屋上には露天風呂があった。露天風呂の周りに囲いはついているが、小さな台に登ると囲いから顔を出して外を見ることができる。
台の下には「橋本の街を一望できます」と書いてあった。
登ってみると、たしかに遠くに街の夜景が見えた。橋本らしい。
しかし、橋本駅で降りたこともないし、街についてなにも知らない。
はじめての街の夜景を素っ裸で眺める。
「………。」
なんでおれは裸で知らない街を遠くから見ているのだろう。死んだのか。
いま僕にとって橋本は「裸で眺めたあの街」である。いつか行ってみたいが、条件反射で裸にならないように気をつけたい。
ことわざって不思議だと思う。
会話の途中で急に「豚に真珠」と言われても、たとえ話であると分かるのだ。豚の話だとは思わない。
「え、豚ですか?真珠を?すいませんこの資料に豚は…出てこないのですが。」
と言わないだろう。でも「ことわざ知らず」がいたとしたらなんと言うだろうと考える。おもしろいから。
「盗人?猛々しい? 誰も盗んではいませんよ?犯罪…でもないですし…」
「たしかに、朱色の染料は赤く染めますが、いま染料の話はしてませんし、取引先の取扱商品にそういったものは…」
さすがに口に出すと話の腰を折るので言わない。
気のおけないメンバーのミーティングで試したくなるが、それは何らかのハラスメントになりそうだ。
綱島はかつて温泉地として賑わっていたらしい。
だが、東海道新幹線が開通して客を熱海にとられて寂れたとWikipediaに書いてあった。
かつての東横線がどれほどのスピードだったのか分からないのだが、神田や墨田など東京の東側からだと乗り換えいれて1時間ぐらいだろうか。
熱海は新幹線で45分である。
東京が広がって行楽地が遠ざかっても鉄道が速くなっているので行くまでの時間はあまり変わってない。
逆に言えば、人は1時間ぐらい鉄道に乗ると旅気分になるのだ。
—
つくばエクスプレスに乗る前にトッポを買ってしまうのはそういうわけだ。旅気分。でもただの通勤電車なのでトッポを食べてる人とかいない。
さらに逆に言えば、トッポを窓際に置くだけで山手線でも井の頭線でも旅気分かもしれない。
地下鉄はどうだろう。浮かれてる自分の顔が見えるだけかな。
ライス食べ放題に弱い。
正確には「ライス食べ放題」という言葉に弱い。
なに?!とどぎまぎする。
だって考えてほしい。
めいめいが自由に生きていた狩猟採集の時代に稲作がやってきて集団で働かなきゃいけないからリーダーが生まれ、ムラができてクニができた。南国の植物であるイネを東北や北海道で作ろうとして飢饉に見舞われたり、水田の水を巡って血で血を洗う争いが起きたりもしただろう。
江戸時代に至っては藩の強さを米の生産量(石高)で示した。
そんな米が、食べ♡放題。
家系ラーメン注文するだけでそんなパラダイムシフトが。
「ラーメンご注文の方に限り金は1キロ1円です」って書いてあるようなものである。
経堂の商店街にある「ライス食べ放題」というのぼりを見るたびにDNAがふるふるする。
—
いやまあ、とはいえラーメンがあるからそれほど米は食えないだろう。
そう思って自分を落ち着かせていたが、とある店では「カレーもかけ放題」と書いてあった。
どこまでも食えちゃうじゃん!
すべての価値は永遠じゃない。1000年後、商店街に「ガソリン入れ放題」ってのぼりが立ったりするんだろう。
—
「タピオカ入れ放題」は来年あたりにできそうですね。
知人は店をやっていて、となりに怖い人が住んでいる。
だがその怖い人はふたごで、同じ顔で優しい人も一緒に住んでいる。
話してみないと怖い人か優しい人かわからない、とのこと。
(この設定だけで最高でしょう)
—
旅行のおみやげを隣に持っていったら喜んでくれた。優しいほうの人だった。やった!
翌日、あれ美味しかったでしょう?と話しかけたら「そんな物もらってないぞこのやろう!」と怒鳴られたそうだ。怖い人だった。
ゲームのようだ。「怖いほうの人だった。ゲームオーバー」である。
そして優しい人は怖い人にもらったお菓子をあげてないことがわかる。
もっと展開して、実はひとりでしたとか、踊る3人目とかが登場してほしい。他人事だから。
お通夜で酔っぱらったことがなんどもある。
奥に通されて遠慮しながら寿司をつまみ、とっくり型の1合瓶がやたらとうまく感じてしまうのだ。
↑こういうやつ
《いま酔ってはいけない》という意思がまた酒をうまく感じさせる。
会場ではシャンとしたが(自分としては)、会場を出た途端にでろでろになって帰りの商店街でゲームソフトを爆買したこともある。
—
あの安い清酒が秘密ではないか。そう思ってあの酒と安い寿司をライフで買った。
やっぱりあの空気がないと酔えない、
なんてことはなく寿司は旨く、しっかり酔えた。しかも誰も死んでないし最高じゃん。
—
これ、ただの家飲みだな。
小田急に乗ってたら世田谷代田で母と子が乗ってきた。
二人ならんだ席は空いてなかったので、母は子に「そこに座りなさい」と言い、自分はちょっと離れたところに座ろうとした。すると子がきっぱりと
「離れているのは、嫌」
そう言った。
甘えたことなんだけど、その力強さにすこし感心した。彼の学校の標語は「ちゃんと自分の意見を言える子」かもしれない。
—
たまにニュースでも「欲望に負けてしまった」「海外旅行に行きたかった」などと動機を潔く話す人を見る。
「堂々としているな」と思う。
—
むかし、取引先を紹介してくれた人に「あの場でうちの手数料いらないっていったのは客の手前、いい顔をしたかったからだ!」と言われたことがある。「だから手数料を裏でよこせ!」とも(怖ええー)
度を越えた正直さはギャグなんじゃないだろうか。
高校の体育で柔道があった。柔道の最初の授業で体育教師が「人間には凶器があるのを知っているか?」と問いかけてきた。
人間の凶器?
ははーん。狂気だ、と思った。柔道に夢中になるあまり、我を忘れてしまうこと。凶器と狂気をかけてるのだろう。
指されたらそう答えよう。だが教師は別の生徒を指した。
生徒:「爪です」
体育教師:「正解」
具体的で単純な話だった。指されなくてよかった~。ドヤ顔で「狂気、狂うに気持ちって書く狂気です」と言ってしまうところだった。言ってたらすげえ恥ずかしかっただろう。よかった~。高校3年間のニックネームが「狂気」になるところだった。
もう30年も前の話だが、その安堵だけずっと覚えている。