なんでこんなことになったんだっけ?

横浜駅にうんこが落ちていたらしい。昨日Twitterで少し話題になっていた。

恐ろしい。

なぜならそれは僕のうんこだったかもしれないからだ。

駅でトイレに行きたくなって、もうだめだと思ったことは何度もある。もしかしたら一線を越えて漏らす可能性もないとはいえない。もしそのとき半ズボンで、もらしたうんこが裾から転がり落ちていたら?

僕が作っていた投稿サイト「死ぬかと思った」にも、便秘中のうさぎのようなうんこを漏らしてズボンの裾から転げ落ちたという投稿があった。

裾から出る可能性は、ある。

惑星直列のように複数のタイミングが重なったとき、迷惑行為の当事者になってしまうのだ。ふつうの休日だったはずなのに、帰ってきて大事になっているのを知ってぞっとしているのは僕やあなただったかもしれない。警察は家に来るのだろうか。

今日渋谷駅で、むき出しのたこ焼きとソースが入った小皿を持ったまま走っている男を見た。

彼もまたいろんな偶然が重なってあんな不思議な状況になったのだろう。

どちらも「なんでこんなことになったんだっけ?」である。

ドラマの主人公世代

むかしCS放送でやっていた番組名が思い出せず、パソコンをあさっていたら14年前にスカパー!の会員誌に寄稿したコラムが出てきた。

その指摘になるほどと思ったのでそのまま転載する。

TBSチャンネルの1980年代のドラマをよく見ている。とくに「ふぞろいの林檎たち」は欠かさず見ている。Ⅱ、Ⅲと実際の年の経過にシンクロして登場人物が歳をとってゆくのがリアルだ。
で、前から思っていたのだが、有名なテレビドラマ、青春を描いたドラマの登場人物は1960年代半ば生まれである。
例を挙げると
・「3年B組 金八先生」1979年放送、登場人物は中学3年生なので1965年頃生まれ。
・「ふぞろいの林檎たち」1983年放送、登場人物は大学1年生。なので1964年生まれ。
・「同・級・生」1989年放送。登場人物は大学4年生。ってことは1967年生まれ。
1971年生まれの僕はいつもドラマでちょっとお兄さんとお姉さんの物語を見ていたわけで、僕も数年後にはこんなドラマチックなことが起こるのだろうかとドキドキしていた。
が、なにもおきなかった。高校に行っても大学に行っても、淡々と学校に行って菓子パン食べて、家でファミコンをしていた。なんかドラマと違う。
いま、これらのドラマを見ると登場人物が自分よりもぜんぜん年下である。なにもおきなかった空白の数年間を埋めんとの勢いでスカパーばかり見ている。

団塊ジュニアってことかなと思うが、それより少し早い。

キャラクター化

いまネットで活動している若者は顔出しOKでも自分のキャラクターイラストがあるという話を聞いた。

たしかにヒカキンのチャンネルのアイコンはイラストだし、踊ってみたの人たちも本人の横にイラストがある。

本人の横に本人を模したキャラクターがいるなんて高田社長ぐらいかと思ったが(このページの中央)、もはや普通のことらしい。

「本人そのままよりもキャラクターグッズにしやすいからではないかね」とは詳しい人の見立てである。たしかにそうかもしれない。

一方、僕は自分の顔そのままTシャツにした。

この不気味なおかしさは、「イラストにする」という大事なプロセスを抜いたからだったのだ。

納得である。

目方でドン

スマホゲームのガチャをひいてるネット生放送が面白いという話を聞いた。それはパチンコ番組やむかしDAISUKIという番組で宝くじを大量に買って発表していたのに似ている。おれも見てた。

ゲーム実況はゲームセンターCXだし、むかしのテレビをネットで真似するのはいいかもしれない。

という話をしていた。そうか、昔好きだったテレビでやってみたいもの…

「目方でドン!」だ!

と言ったけどそれはないな。

オークションのような「存在は知っているけど身近じゃなかったもの」がITで一般化するというパターンもある。そういうものはないだろうか。

よくそういう構造から企画を考えていって、結局ぜんぜん違うものを作っていることがある。ATMのきぐるみとか。

Siriが気の毒

iPhoneとAir Podsというヘッドホンを使っている。ヘッドホンをたたくとSiriが起動する。

音楽を聞いているとき、ヘッドホンをたたいてSiriに「スキップ」と言うと次の曲に飛ばしてくれる。

だが、Siriがよく「好き」と聞き間違えるのだ。

「私もアシスタントとしてあなたを思っています」とか「またまた~」などまんざらでもない返事をしてくる。おれは次の曲に飛ばしたいだけなのに。

好きって言われたと勘違いして気取った返事をするなんてコントの世界だし(ドラマだったら柳沢慎吾が演じる)、現実にそんな人がいたらかわいそうである。こんなにかっこ悪いコンピュータはなかなかない。

Siriが何度も繰り返すので気の毒になってしまい、スキップと言うのをやめた。アップルウォッチで操作している。

科学と根性

以前、最新の設備があるジムの取材にくっついて行った(この記事ね)。

専用の測定機器でジャンプの距離やステップの回数を測り、それをもとに運動能力を示すスコアを算出していた。この仕組みは近々学会で発表する予定だと話していた。

そのスマートなやりかたに「根性の世界と違いますね」と言ったらそうでもないとのこと。

センサーで数値は測るけど、その数値を上げていくのは辛い。根拠が根性から科学になっただけで、それに身体を近づけていくのはどうやっても大変。むしろ科学トレーニングほど辛いものはない

と教えてくれた。

たしかに計測のときジムの人たちは「もっと!もっと足を上げて!」と大声を出していた。

科学と根性は対立するものではないのかもしれない。

しかしその理路整然とした認識に、こういう体育をやってみたかったと思った。

本棚がおかしい

本をダンボール4箱ぶん売った。amazonで安く売ってる本はうちになくてもいい。そう思って有名な本を処分していったらおかしな本ばかりの本棚になりつつある。

二度と手に入らなさそうな本と思ってるが いいこと書いてある本を処分してどうでもいい本を残している気もする。これでもまだ本棚3つある。

ビジネス書とか自己啓発とか読んでるのを妻に見せたくない本はキンドルで買っているので、キンドルはいっそう恥ずかしい本棚になっている。

二軍のTシャツの引き出しのようである。

しかしいつからTシャツの二軍って言うようになったんだろう。

パーティーグッズだった

シアトルで飛行機に乗り遅れたので空港近くにホテルをとった。ホテル近くのショッピングモールにパーティーグッズ専門店があったのでひやかしていたらいろいろと考えてしまった。

フォトプロップスにうんこがあったり、

インスタの枠が売られていた。

デイリーポータルZの記事で作るようなものが市販されているのだ。

アーチーマクフィーに自作の目が回るメガネを持っていったのだが、似たようなものがすでに売られていた。(アーチーマクフィーはハトマスクなどのおかしなものを製造販売している会社。シアトルにあって毎年行っている)

Our friend @yaginome stopped by to check out the World’s Largest Rubber Chicken! Needless to say… he was entranced.

Archie McPheeさん(@archiemcphee)がシェアした投稿 –

もしかしたら僕が作っているのはパーティーグッズだったのではないだろうか。BigFaceBoxは今回のメイカーフェアベイエリアでも大受けで、10人ぐらいに買いたいと言われた。そのなかのひとりが「クリスマスパーティーで使いたいんだ」と話してくれた。

そのときはふーんぐらいにしか思わなかったのだが、パーティーグッズ専門店に行ってわかった。こういうものが売られているのだ。

あまのじゃくだけどサブカルチャーの閉鎖性も嫌、テクノロジーは好きだけどそれが主役にならないように…などあれこれ考えてトンネルを抜けてみたらそこはアメリカのパーティーグッズだったのである。

アメリカ人からしてみたら、でっかい蝶ネクタイをつけて日本からやってきた人たちみたいに見えてないだろうか。

ちなみにパーティーグッズの店にはSNOW風の写真を撮れるメガネまであった。すげえデイリーの企画っぽい。

SNOW風とはいえただのメガネなので肌の汚さが目立つ。犬風の加工は肌がつるつるになることとセットだったのである。

と、デイリーポータルZのまとめ的なことまで書けてしまう。ただ買ってきただけなのに。

デイリーポータルZはなかった

5年前のエイプリルフールに「デイリーポータルは最初から、なかった」という記事を書いた。

http://portal.nifty.com/2013/04/01/uso14/

デイリーポータルZというサイトはコンピュータ1台で記事を生成している。ライターの写真は役者で、そんな名前のライターは実在しない。という内容である。

 

このあとの展開も考えていた。

1.ライターを演じている役者のツイッターアカウントが特定される
2.そのタイミングで「なかった」の記事は消される。ほかのエイプリルフールの記事は残っているのに。
3.デイリーポータルZはなかった件を追うハッシュタグができる
4.そのアカウントがメンションしているアカウントが首謀者らしいことがわかってくる(ギャラの件でもめているようだ)
5.デイリーポータルZはなかった件についてのまとめページができる
6.関係者のYouTubeアカウントが判明
7.登録ミスで半日だけ制作過程の動画が公開されてしまう
8.動画内のボードから撮影日と場所が分かる
9. 2週間おきに撮影されているらしいので次回の撮影の予定も分かる
10.場所は略称になっているが、この件を追っている別のツイッターアカウントが解明して場所特定
11.その時間にその場所に行ってみるとただのデイリーポータルZのイベント「おめでとう~」みたいな感じで出迎える。

なかった件を追うツイッターアカウントもまとめページも仕込み。

と考えたけど、そんなきれいにみんな騙されますかねえ、と言われてやめた。

追記:

エイプリルフールの記事で引用している架空の劇団のサイトを実際に作っていたことを思い出した。

でも誰も検索して見つけてくれなかったのだ。

 

石板メディア

ネットは紙より弱い。

取材先でこんな媒体ですと実物を見せられない。新聞や雑誌のように実体があるほうが社会的に信頼されている。書籍の仕事が入ったのでネットの仕事を減らすという話も聞く。

ネットメディアを作っている身としては寂しい話である。

一方、紙の封筒は平気で捨てるがクリアファイルは捨てにくい。つい、とっておいてしまう。紙パックは捨てるが、モロゾフのガラス容器は洗って戸棚に入れる。

つまり、プラスチックやガラスに書くメディアがあれば紙より強くなるのだ。

石板だ。

写真は大英博物館で大人気だったロゼッタストーン