タイ気分

大久保のとあるタイ料理屋が好きでよく行く。

入り口が開けっ放しで本当にタイの店みたいで気持ちいい(そしてうまい)。タイ人がやっている。

閉店近く、わりと遅い時間に飲んでいたら店主がやってきて「キッチンに棚をつけたから見て」と言う。言われるままにキッチンに行くとたしかに小さな棚がある。自分でつけたらしい。作ったのかもしれない。

たぶんそれがうまくできたから見せたかったのだと思う。

「ほー、棚ですね」
「そう」
「………」
「………」

また席に戻ってチャーンビールを頼んだ。

この得体のしれない感じ、東南アジアに行くとよく出会うやつだ。料理だけじゃなくていろんなところが本場って感じがする。

ダイイングメッセージ

このまえニコ生で絵しりとりをした。そのときカルチャーカルチャー店長横山さんがポルシェの絵を描き始めた。前の言葉が「ポ」で終わってないのにだ。なぜかを聞くと

「描きたかったから」

と言ってた。そんなアーティスティックな衝動をいま発揮しなくてもいいだろう。

ダイイングメッセージが不満だ。犯人のイニシャルとかヒントとか、ミステリーを成立させるためとはいえ死にかけの人がそんなことするわけがない。いや、人間は描きたかったからポルシェを描いてしまう生き物なので、ダイイングメッセージでうっかりポルシェを描いてしまうかもしれない。

結局ダイイングメッセージの意味がわからないまま終わるミステリーとかないだろうか。読んでみたいが読んだらさぞかし気持ち悪いだろう。

幸せのニッカ

新宿の作業着屋に黄金の作業着とニッカボッカが飾られている。金でプリントしたような安っぽい感じではなく、まばゆいばかりの金だ。たぶん金の糸で生地から作ってある。

特注で1着5万ぐらいだという。飾ってあるのも売り物ではなく展示品だ。

どうしても黄金の作業着が欲しいという男が現れて、その人のために作ったとお店の人が話していた。

「だから東京のどこかの現場に黄金の作業員がいるんです」

だそうだ。それ、見たら幸せになる系の話だ。

それから工事現場があると黄金の男がいないか気にしている。

黄金の男は菩薩だったのです、というおちでもいい。

ボイラー(語尾上げで)

ボイラーってシャルル・ボイルの法則のボイルから来ているのだろうか。

人の名前に「ラー」つけてボイラーだなんて、安室奈美恵→アムラーと同じじゃん!とこのまえ妻と話していて興奮したのだが、シャルル・ボイルのボイルさんとボイラーはぜんぜんスペルが違った。

僕の勘違いだった。

だからこの話からひとつも得るものはない。

こういう話を書くのにはブログがぴったりだ。

 

あーなるほど

ちょっと前にヨッピーさんが書いたAV男優のレポートの最後に

「変わった喘ぎ声」ベスト1は「ワカッタワカッタおばさん」。挿入中ずっと「あーわかった。わかったわかった」と言ってるそうです。

って書いてあって笑ったのだが、このまえ新しいキックボードのような自転車のような乗り物に乗せてもらったときのことだ。

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(この写真ははおれじゃないけど)

そのときに乗りながら「あーなるほどわかったわかった」と言ってしまった。「あ、おれがあのときのあれになってる!」現象である。

同じ現象は、むかし中2ナイトというイベントのための撮影をしていたときに起きたことがある。卒業した中学校の近くで学ランを着てエロ本を探している写真を撮っていたのだ。

そういえば中学生のとき、大人なのに学ランを着て公園をウロウロしている不審者がいるという噂があった。

「あ、おれが今あのときの不審者だ!」と思った。

時間はループしている。この世界のとなりには並行する世界がある。きっとアインシュタインも学ランを着て中学校の近くでエロ本探しているときに相対性理論を思いついたんだろう。