ちょっといい話ふたつ

大阪に本のガチャガチャをやりに行っていた。そこで聞いたちょっといい話ふたつ。

20151018_001

巨大ガチャガチャの設営は岩沢さん土田さんと池田さんという現場力のある3名だった。なかでも池田さんは最近デイリーの別の仕事も手伝ってくれている。

若いのに、現場の設営・音響・照明・録音・撮影・編集などなんでもできる。そして人柄もいい。

ただ方向音痴で、なんでもできるけど現場につかないのだそうだ。

ガチャガチャのボランティアのロッテファン、山本くんに聞いた話。

パ・リーグのクライマックスシリーズはホークスの3連勝で3試合で終わってしまったが、ロッテファンはもっと続くと見越して土日に福岡行のチケットを取っていたのだそうだ。

「だからいまロッテファンが福岡でただの飲み会をしています」

とのこと。

ちょっといい話ふたつでした。

うんこっていいたいだけ

人と一緒に仕事するのが苦手である。

とくにハッカソンのような知らない人とチームを組むのがものすごく苦手だという話をビール飲みながら話していた。

「だってほら、テストのページにうんこって書いたりできないじゃん」

と言ったあとに特に理由が出てこなかった。あ、おれ、うんこって言いたいだけだ。

大勢で仕事をするとアイデアのエッジがとれてしまう、フェチたっぷりの思いつきが無難なものになってしまう、みたいなことを言っていたけどうんこっていいたいだけだな。

言文不一致

アルファベットでphotoshopと書くときは文字通りp-h-o-t-o-s-h-o-pとタイプするが、カタカナでフォトショップと書きたいときはfotoshoppuとタイプしている。

ひとつの語で二種類の書きかたがあって、タイプするキーが違う。脳を無駄づかいしている気がしてならない。言文タイプ不一致。

アメリカでウェブデザイナーをしていた人がこう言っていた。「アメリカ人ってhtml打つのがめちゃくちゃ早いんだけど、あれ変換してないからだよ」

そうだと思う。変換で漢字を選ぶと思考が止まるし、ああ、こんな漢字もあったっけなとうっとりすることもある。変換ソフトが履歴を記憶するようになってからは、かつて変換したおかしな言葉がいちいち出てきてマリオカートのゴーストのようだ。

ちなみにキャビンアテンダントと書くときは、頭のなかでいちどスチュワーデスと思ってからキャビンアテンダントと書いている。看護師も看護婦と思ってから、いや、いまは違うんだなと思ってから書く。1st、2ndはもちろん脳内ではいちすとにんどだ。

谷原章介と書いてから、いやあれは玉木宏だと思うこともある。

最後はぜんぜん違う話。

仕事をするとお金が減る

仕事をしているとどんどんお金が減っていく。仕事でお金はもらえるのだが、飲み会や仕事の役に立つかもしれないと思って余計なものを買うのでお金が減る。

飲み会をすべて断ってボールペン1本も自分で買わないという仕事のしかたもあるかもしれないが、無理だ。いや、できるのかな。デイリーみたいな余計なことが仕事だと余計なことをしなくなったとたんに存在が消えてしまう気もする。

しかしケチャップとマスタードが一緒に出る銃型のディスペンサーとか明らかにいらなかった。バーベキューやらないし。

20151014_001
シアトルで衝動買い。まあ見たら買うよね

とはいえお金を使い過ぎではないかと反省したので、最近読んで面白かった本のアフリエイトリンクを貼る。

穂村弘さんのにょっ記シリーズの新刊。読み終わるのがもったいない本。にょっ記を読んでいてやっぱり短文をブログ書こうと思った。

スカッとする皮肉がいっぱい。こちらも短文で読みやすい。

衝撃的にぼんやりした話が満載。階段もう一段あると思ったらなかったときみたいな「お、おおう?」という不思議な感じが最高。

サンフランシスコに行く飛行機のなかで読んでて暗い気分になった。日本兵と言っても半裸で(銃は重いから捨てた)米軍の食料庫に盗みに行ってる話が続く。

この前のデイリーのハトのメガネの記事のきっかけになった本。ハトが首を振る理由もよくわかるし、まじめに研究してるんだけどなんとなく全体にユーモアが漂っている気がする。90年代風に言えばモンド。

ニュースの価値基準についてのところがデイリーの記事を書くときに意識していることと同じだった。意外。沈黙のらせんとかアジェンダ・セッティングとか、大学で習ったけどすっかり忘れてた。

いま読んでいて最高に面白いのがこれ。室町時代とソマリアが似ているという話。

ペッパーが欲しいけど買えない人はぜひこれを買おう。おれも買った(けど使ってない!)

気になった本があったら買ったり、なかったらこのリンクからamazonに入って買い物してください。

くさっても食いたい

寿司のガリは殺菌作用のためだ聞いたことがある。ワサビもシソもそうだ。いま調べたら緑茶もそうらしい。酢で〆るのも食中毒対策。梅シソ巻なんて殺菌+殺菌で最高だ。

寿司の周りは殺菌アイテムだらけである。これで生魚も平気と昔の人は考えたのだろう。

逆に言えば菌をものすごく怖がっているのがわかる。もうめんどうだから焼いて食べようよと誰か言わなかったのだろうか。江戸時代とかに。

と書いてるだけで寿司を食べたくなってるのでならなかったんだろうな。

ターャジスの呪い

六本木で見かけたバス。

20151012_001

バカの湖 中山

もちろんバカじゃなくてカバであることはわかっている。でも車に書くと逆になるからバカの湖って読めるなと思って撮った。

いい写真が撮れたわい、とホクホクして見なおした。

………!

よく見ると(見なくても)ちゃんと左から「山中湖のカバ」と書いてあるではないか。

車に書いてあるので進行方向から読んでしまった。ターャジスの呪いだ。

 

なんなんだおまえは

このまえ酔っぱらいと話していたら、そいつが何ひとつ思い出せない人だった。

酔っぱらい 「ほら、深夜にやってるごはん食べる番組の」
林 「孤独のグルメですか?」
酔っぱらい 「そう、それの原作者の、誰だっけ、あの人」
林 「久住さんですか?」
酔っぱらい 「そう」
酔っぱらい 「あと、あの昔の三人組のアイドル。相棒と結婚した」
林 「キャンディーズですか。水谷豊だから」
酔っぱらい 「そうそう、それのさ」

なんなんだおまえは?全部おれがしゃべってるじゃないか。

この話を思い出すと「なんなんだおまえは」と思うのだが、どう怒っていいかわからないときに出る言葉が「なんなんだおまえは」なのではないだろうか。

僕もむかし名刺もお金も持たずに打ち合わせに行って部長に「なんなんだおまえは」と怒られたことがある。(1999.9.7やぎコラム参照

「なんなんだおまえは」と言ってしまった状況を集めたらおもしろいかもしれない。

そして、なんなんだおまえはと言われて16年経ったことに驚く。

楽しいときと楽しくないときがある

タクシーのなかで流れている動画がつまらない。あれを見ていると僕が作っているものもこの程度なのかななどと余計なことを考えて暗くなる。知人はわざわざ消してもらうと言っていた。

僕はそこまでの勇気はないのでいやいや見ていると、小さい女の子が学校について「楽しいときと楽しくないときがある」と言っていた。

それは学校でなくて、会社も飲み会も読書もそうだ。人生そのものがそうだ。楽しいときと楽しくないときがある。

汎用性のある便利な言い回しを聞いたのだが、それが日頃つまんないと言っているタクシーの動画からなので折り合いがつかない。

最新のご自由にお持ち帰りください。

20151011_001

トタンの切れ端

20151010_002

袋。

おそるおそるなかを覗いたらタンブラーだった。

中が見えないものを覗きこむとき、うんこだったらどうしようって一瞬思うのはなんの遺伝なんだろう。僕の先祖がなにか覗いて「うわー、うんこだ~」ってがっかりしたんだろうか。おもしろいな、先祖。

 

14,000円

とある通販サイトで買いものをしたら翌日から割引キャンペーンが始まった。僕が買ったものが14,000円引きだ。う、いちまんよんせんえん。

しれっと問い合わせ窓口に「まだ届いてないんですけど僕の注文も対象になりますか?」と書いて送ってみた。イノセントな雰囲気を装った。

すぐに返事が来た「対象にはなりません」。なるほど、そうだろう。向こうの担当者もうわ、ゴネるやつが出てきた、めんどくせえと思っているに違いない。まじめに働いている人のストレスになるのは申し訳ない。すぐに返事をした「了解しました!」。

これであのゴネそうなやつは終息したと安心しただろう。よかった。(いちまんよんせんえん…)

しかし1時間後にその通販サイトからまたメールが来たのだ。iPhoneの通知画面では送信者しかわからない。

『やっぱりセールの対象になります』

そういう文面を期待してメールを開いたが割引セールのお知らせだった。うん、それ知ってる。だからメールしたんじゃないか。

でも相手の心変わりを期待してメールを開くなんてなんという未練たらしさ。自分でもちょっと笑う。(いちまんよんせんえん)

しかも最初のメールで「まだ届いてないんですけど」と書いたが実はもうそのときには宅配ボックスに入っていて、でもまだ受け取ってないので「届いてない」と書いた。3秒ルールみたいなルールを自分で決めた。

それからはあれを買わなければ14,000円になるな、と埋め合わせのことばかり考えている。もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対、ってこういうことなんだろうか。いや、違うな。

股間が光る男

なぜかポケットに入れておいたiPhoneのライトがついていた。メニューの懐中電灯のボタンを押してしまったらしい。

小田急のなかでズボンのポケットの一箇所が光っていた。あれがもっと中心に寄っていたら股間が光っている人になれたのにと悔やむ。

僕のiPhoneはよくアプリが消える。ポケットのなかで偶然アイコンを長押しした状態になってしまい、ゆらゆら揺れている状態になったところで太ももが☓ボタンを押しているのだろう。日に日に1ページ目のアプリが減ってゆく。ポケットから出すとアイコンがゆらゆらしている状態ということはよくある。ヒヤリハット。

妻にそういうことはないか聞いたら、電源をオフにしてからポケットに入れるからそれはないとの返事。なるほど。

でもそうすると股間が光る男の可能性が閉ざされる。痛しかゆしだ。そこまでして股間が光る男になりたいのか、おれは。