深セン

中国の深センという都市で開かれたメイカーフェアに参加してきた。

深センはiPhoneを作る工場があったりしてハイテク産業が集まっている都市である。自転車はほとんど電動だし(誰もこいでない)、街の小さい食堂でもスマホでの個人間決済ができるという未来の街だった。

でも路地に入るといかにも中国という感じのごちゃっとした店が並んでいておもしろかった。

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ホテル近くの町並み

メイカーフェアに来ている人も新しいものに興味津々で「未来たのしみ!」という空気をびんびんに感じた。

いつから日本では未来のイメージはディストピアがデフォルトになってしまったんだろう?北斗の拳のせい?とか考えたけど、原発が爆発する映像を見せられたら仕方ないかと少し暗い気分になったりしていた。

僕らは顔がでかくなる箱を展示していた。どちらかと言えばこれはハイテクじゃなくてローテクでもいいじゃんというカウンターなノリで作ったものだったが、、そんなことお構いなしに中国の人は大爆笑してくれた。

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これが好景気の国の人の表情か!とか考えてしまうのが暗いが、口を大きく開けてよく笑う。メイカーフェアのようすはデイリーでしっかり記事にする予定だけど、この笑っている写真が気に入っているのでとりあえずブログに載せてみた。

よく見ると日本から行ったスタッフも一緒になって笑ってる。

炭酸入りのお茶

また炭酸入りのお茶が出た。

2011年の生茶・ザ・スパークリング以来5年ぶりである。その前、2005~6年にはリプトンスパークルという炭酸紅茶があった。5年おきに登場するのだと考えると次は2021年、オリンピックの後である。

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さっそく飲んでみたが、予想通りのぼんやりした味である。おいしくないが、おもしろい。もう3本買った。僕が面白がって何本も買うのも5年ぶりである。

世間は5年たつとお茶に炭酸入れてもおいしくないことを忘れてしまうのだろうか。

いや、僕らは5年たつと記憶が消されて5年前に戻って同じところをぐるぐる生きているのかもしれない。それを気づかせるために登場するのが炭酸入りのお茶だ、という可能性はないだろうか。

ないな。

消えた芸能人

テレ東深夜の番組で”消えた芸能人”として少し前に人気のあった芸人が出てくる。

別にその人は物理的に消えてないのだが、テレビの仕事がなくなったので消えたことになっている。テレビの人は大変だなと思う。本人のやる気と関係なく、活動できなくなってしまうのだ。受注だから。

その点、ネットは楽である。ネットは自分がやめなければずーっと続くのだ。ひとりでできるし、ウェブサイトだけなら作るのにそんなにお金がかからない(amazonみたいな物流からむものは除く)。

20年前、個人でウェブサイトを作ったとき、誰の承認も得ないで勝手に作れることに感激したが、20年経ってみて、続けようと思ったらずっと続けられることに気づいてほほうと思っている。

見たことない鳥がいる!

むかしテレビでキリンジが新作のアルバムについて聞かれてて「『わ、見たことない鳥がいる!』みたいな感じです」と答えていた。これまでとは違う、ということを伝えたいようだった。

しかし、遠くに行ったときに「わ、見たことない鳥がいる」と驚くことがよくある。

20年近く前に冬の稚内に行ったときに、犬みたいな大きさのワシがいた。砂浜に犬がいるなと思ったら飛んでいってびっくりした。

大分市街から空港に行くバスのなかからもフクロウのようなタカのようなでかい鳥を見たし、パロアルトでハチドリを見たときも本当にいるんだとびっくりした。

旅行って鳥を見てびっくりすることかもしれない。

また大げさに書いてしまった。

ヘビとネコ

知人が会社で配られた資料に「脱皮しないヘビは死ぬ」と書いてあったと言っていた。

いきもの豆知識かと思ったらビジネスの比喩だったそうだ。

ヘビが種の生き残りのために獲得した生態を、仕事の話と同じだと思うのはとんだ思い上がりである。ヘビに謝れ。

いきものの生態で一番好きなのは、ネコは労働の価値を理解しない、である。

動物実験で、ただエサを与える場合と、レバーを押すとエサが出てくる場合を比べると、後者のほうが労働を伴うのでエサを魅力的に感じるのだそうだ。人間もほかの動物も同じだという。ただ唯一の例外はネコで、ただ与えられたエサでも平気でぽりぽり食べるらしい。

見習いたい。僕も会社で配る資料に「ネコはなんでも食べる」と書きたい。

 

なにを話してるんだろう

オーストリア・ドイツに行って思ったのはレストランでおっさんがずっと喋っているということ。
 
日本だったら「それ、よく見たら犬のうんこ!」みたいなノリになってゲラゲラ笑ったりするのだが、笑いもせずに、でもつまんないわけでもなくずっと話をしているのだ。
 
何を話しているんだろう。あれがヨーロッパ人がやるという議論か。ウィトゲンシュタインやハイデガーを産んだ国は違うな。
 
あの議論癖があればパネルディスカッションも成り立つのかもしれない。イベントで見たパネルディスカッションを見ている人もちゃんと人の話を聞いていた。
 
しかしさらったと書いたが、「それ、よく見たら犬のうんこ!」って会話してるの僕のまわりだけかもしれない。

カルカル移転

ニフティのイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」、個人と企業の“したい”をかなえる新たなステージへ 2016年12月、渋谷に移転

カルカルとデイリーはニフティの2大謎事業としていつも同じ部にあってがっつり関わるわけでもなく、なんとなく横目で見ているような関係である。

カルカルの移転話や物件探しはずっとやっていて、いちど店長の横山さんが会社から徒歩10分という物件を見つけてきたことがあった。

内覧に行くとき、あの距離で10分で着くかなあとか話しながら歩いてたら、間に合わないことに気づいた横山さんが途中で早足、最後は無言で走りはじめた。全員でそれを追いかけた。

結局走っても20分ぐらいかかって、全員汗だくで内覧してたら「おれ、嘘つくよなー」と横山さんがしゃあしゃあと言ってた。

その物件は立地も条件もこれはないなという店だったんだけど、横山さんだけ気に入ってしまい、「ここが楽屋で♪」「ソファーも素敵ー」とか新築の家を見る新妻みたいになってしまった。

帰りに歩きながら瀬津さん(上司)と、誰か横山さんにあの店を諦めろと言うかを話し合った。

とりあえずいま言うとかわいそうだから、会社ついてからにしようということにした。

会社で恐る恐る、さっきの物件はないんじゃないかと言うと、「あ、やっぱりそう?」みたいな明るい返事で拍子抜けした。ダメなのをわかってわざと明るく振る舞っていたのだとしたら切ない。でもそうでもない気もする。

ああいうひょっとこな日々から考えると移転が決まってよかった。

勝ち組

勝ち組・負け組という言葉の語源は、第二次世界大戦の後に海外在住の日本人が日本が負けたと思う組と日本が勝ったと思う組に別れたことなのだそうだ。

勝ち組と負け組ではなく、勝ったと思った組と負けたと思った組なのだ。認識の違いだ。

収入が多いとかではなく、勝ったと思ってたら勝ち組なのだと思うと、確かに勝ち組っぽい人はいる。

収入とか関係なく平穏に楽しく暮らしている人たちだ。そっちがいい。

昼に中華屋でビール飲みたい。

なんでもピカチュウに見える

まだポケモンGOをやっていて、まだピカチュウが捕まえられないでいる。

近くにいるポケモンの影を見るとなんでもピカチュウに見えるようになってきた。

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なんでもピカチュウに見ようと思えば見えるものである。

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ポケモンGOって、影を見てこれピカチュウだったら どうなってるかなと考えるゲームだったのではないか。

そんなことないけど。

ウミグモ

トイレに深海生物カレンダーを貼っている。9月は「ウミグモの仲間」だった。

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一ヶ月間、トイレに入るたびに「おおぉ」と思っていた。

解説によると
・クモのような形をしているがクモでも昆虫でもない
・手足に内蔵が入っている
・眼は4つ、でっぱったところにまとめてついている

人とぜんぜん違う。似てるところがない。手足に内蔵ってなんだそれは。生物の多様性ってすごいなとまじめに捉えなければと思う反面、キモい、という気持ちも一ヶ月間ぬぐえなかった。

エウロパに水があったと話題だが、地球外生物がこれぐらい変なカタチだとちゃんと接することができるだろうかと余計なことを考えた一ヶ月間であった。トイレで。