エクセル中級

もう20年ぐらい前のこと。

事務のスタッフが必要になって派遣会社に頼んだら、候補の人のプロフィールを持ってきた。ひとりの人のプロフィールに

「エクセル中級」

とあったので、そんな検定があるのか聞いたら

「いえ、操作しているのを私が見て、中級ぐらいかなーと思ったんで書きました!」

と勢いよく答えられた。

最近仕事をしててそんな適当な人に会わない。

勢いで思い出したのでもうひとつ、会社に不動産の勧誘の電話がかかってきて、どこでこの番号を知ったのか聞いたら

「はい、名簿業者から買いました!」

と勢いよく答えられたこともあった。

勢い大事ですね。

さらに思い出した。その派遣会社の人はクレーンの荷物を掛けられる人を紹介してきたこともあった。

「この玉掛け資格というのはなんですか?」
「はい、クレーンのフックに荷物を掛ける作業です」

それは大変そうな仕事だけど、オンラインショッピングのバックオフィス業務だったのでお断りした。

手続き道

書類仕事、申請や手続きが苦手な人は多い。あれは学校の勉強とは別のものである。

「道」なんじゃないだろうか。手続き道。

柔道や生花と同じ、ひとつの所作の世界だと考えると意外にしっくりくる。

例えば家の前に知らない人の車が停まっていたとき、既存の学問だと、テコの原理でひっくり返す(物理)悲しさを綴る(国語)力づくで押す(体育)といった対策だが、行政に連絡するのが手続き道である。

たぶん平常時では手続き道がいちばん強い。

つまり、僕が手続きが苦手なのは、柔道をやってないのに柔道やれと言われているようなものだからである。

どこかに柔道を習うように手続きを教える道場があったらぜひ行きたい。

リニアモーターカーと居間

広さを六畳間で換算する癖がある。

リニアモーターカーの試乗に行ったときも、あまりの先頭の長さに「ここに六畳間いくつ入るんだろう」と思った。

リニアモーターカーの先頭部分は15m、幅が2.9m。6畳間は約3.8m✕2.9mなので3つ分である。


リニアモーターカーすごい

実家の居間が六畳だった。あの、一家でさんまのかば焼きを食べたり鳥人間コンテストを見たスペース3つぶんだ。それは広い。

それが時速500kmで走る。常軌を逸している。

もちろん渋谷の交差点とかでも、ここに居間があったらどれぐらいのスケール感なのだろうと思う。


こんな感じだろうか。

いちど外に六畳間を作って家と外のスケール感の違いを確かめてみたい。

その六畳間にタイヤが付いていて走ったりしたら最高だ。