マスクをひろった

会社に行く途中、マスクが落ちているのを発見した。

自転車でいちど通り過ぎたが戻って拾った。

ビニールに入っているので使える。包装をチェックしたがどこにもあけた痕跡がない。

使ってみようと思ったが、落ちてるものを装備するのはなかなか躊躇する。

ドラクエなどのRPGでは普通にやっていることだが、実際にやるのには勇気がいる。あの勇者ってさすが勇者だ。

しかし品不足のマスクを拾ったのが面白くて会社で自慢すると「金拾ったようなもんですね」と言われる。

いや本当だ、これでそこらの飲み屋でハイボール一杯ぐらいは飲めるんじゃないか、そんなことを話して笑った。

………。

ナチュラルに狂ってる。

何を話しているんだろう?マスクを拾って嬉しい?それでハイボールが飲める?

※2020年2月は新型コロナウイルスというのが流行っていてマスクや消毒液が品切れになっています。

こういう注を入れないと後でこれを読んだ人が分からないだろう。

あとから思えばあれは何だったんだろう?の代表はWindows95を買うために並んだことだ。だって、OSである。ゲームとかじゃなくて、オペレーティング・システム。なんでそんなものを並んで買ったんだろう。

Windows95の発表会でマイクロソフトの首脳陣がダンスしている。

未来に語り継ぎたい「いま思えばあれなんだったんだろう」である。

銀行のプリンタ

確定申告をするためには銀行の通帳の記録が必要になる。

しかし通帳記帳なんてめったにしないのであわてて銀行に行く。だが明細が多いと「未記帳分合算」と1行でまとめられてしまうのだ。

合算されたぶんを印字してもらうために窓口で申込書を書くと、だいたい1週間ぐらいかかる。

WindowsだったらCtrl+P、Macだったらoption+Pだが、1週間だ。どんなパソコンを使っているんだろう。

・キーボードのCtrlキーとPのキーが離れていて一緒に押せない
・離れているどころかPだけ別の事業所にある
・P のまわりには人喰いトラがうろうろしていてる
・そのトラをP のキーから離すために特別な料理を作らないといけない
・その料理に入れる葉っぱを南海の孤島のてっぺんまで取りに行く

支店長が崖を登ったり、トラに喰われたりして僕の明細が届く。しかたあるまい。

教材ビジネス

喫茶店で仕事をしていたら隣で教材の売り込みをしていた。

「教材代はかかりますが、3ヶ月めから仕事が来るので、お金を払うのは実質最初の2ヶ月だけです」

典型的な教材ビジネスである。

「手に職をつけたいと思ってたんです」
「いまの給料で終わる気はないんで」

売り込まれている青年もやる気である。だが、その教材セットは初期に50万かかるという(高え!)。セールスマンはクレジットカードを持っているか聞くが

「いや、もってません!」「貯金もありません!」

と気持ちのよい答え。でも

「でも、アメックスを作れば100万ぐらい借りられるんですよね!」

と清々しい。セールスマンは思わず

「いや、人によります!」

と正論を言ってしまっていた。

怪しい教材ビジネスのセールスマンに正しいことを言わせた彼は何かしらの教訓を与えているのかもしれない…

と思ったが、「前に英会話の教材も買ったんですよ~(笑)」と言ってたので違うだろう。

バルブ

うんこしたくなってトイレに行ったら個室が空いてなかった。

小便しながら開くのを待つことにしたのだが、これが難しいのだ。

ばーんと気を緩めるとうんこが出そうになってしまう。連動するふたつのバルブを微妙に調整しないといけない。

こんなに難しかったっけ?というかこの状況が生まれてはじめてかもしれない。48年も生きてて?

大雨のときのダムの管理者のようなバルブ操作でピンチをすり抜けたが、開放感はなかった。問題がひとつ解決していないからだ。

いろんなことを知っているつもりになっているが、知らないことばかりである。