街を裸で眺める

先日、多摩境の健康ランドに行った(この記事を書くためだ)。

その健康ランドの屋上には露天風呂があった。露天風呂の周りに囲いはついているが、小さな台に登ると囲いから顔を出して外を見ることができる。

台の下には「橋本の街を一望できます」と書いてあった。

登ってみると、たしかに遠くに街の夜景が見えた。橋本らしい。

しかし、橋本駅で降りたこともないし、街についてなにも知らない。

はじめての街の夜景を素っ裸で眺める。

「………。」

なんでおれは裸で知らない街を遠くから見ているのだろう。死んだのか。

いま僕にとって橋本は「裸で眺めたあの街」である。いつか行ってみたいが、条件反射で裸にならないように気をつけたい。