グレイのうちわ

4月1日から新しい会社で働く。

デイリーポータルZが事業譲渡されるのでそれに伴っての退社&入社である。(イッツコム→東急メディア・コミュニケーションズ)

退社前に会社のロッカーを整理していたらうちわが出てきた。

1999年のグレイライブのビデオ(!)とDVDの販促うちわだ。このライブビデオが2000年発売なのでその頃もらったものだろう。

残業時間は空調が切れるのでうちわであおぎながら仕事をしていた(昭和か)

使っては書類立てに戻し、幾度とあった会社の引っ越しや転籍も乗り越えていまだに持っている。21年だ。HMVで通りすがりにもらったうちわを21年。


↑うら

僕の30、40代とは、言い換えればこのうちわを使っていた時間だった。

「私の会社員人生の傍らには常にこの万年筆が…」とかだと私の履歴書みたいでかっこいいのだが、なにせ販促うちわだ。

しかもグレイのファンというわけではない。ただ、これであおいでると深夜のオフィスで仕事をしている気分にはなる。顔が汗ばんで酸っぱい匂いがしていた。

新しい会社でもらった書類に定年は60歳と書いてあった。あと10年。先はこのうちわを使った時間よりも短いのか。

しんみりしてもやっぱり販促うちわなので、しんみりしきれない。

みそ汁エアホッケー

一昨年、サンフランシスコ郊外に泊まることになったとき、Airbnbでエアホッケーつきの部屋を見つけたのでそこにした。

みそ汁のお椀でエアホッケーができるな、と思ったからだ。

濡れたテーブルの上にみそ汁のお椀を置くと、ぴったりくっついてツツツーと滑るだろう(超電導のように)。

あれをエアで再現して、しかもエアホッケーとして遊べたら最高じゃん。

興奮してスーツケースにみそ汁のお椀を入れた。

だが、お椀は重すぎてエアホッケーの台から出るエアーでは浮き上がらなかった。

エアホッケーの板(パック?)はすごく軽いのだ。

お椀はまた日本に持って帰ってきて使っている。

カップスターの模様

カップスターのパッケージで気になっていることがある。

線が波模様になっていることだ。

平らなパッケージに波うった線が描いてある。

かつてカップスターの容器には波状になった紙が巻いてあった。カップヌードルのように発泡スチロールを使わず、紙だけで熱さが伝わらないようにする工夫だった、のだと思う。

そのときカップスターのパッケージに描かれた線は波をうっているように見えた。
デザイン的にはまっすぐ引きたかったのだろうが、容器の仕様上、そう見えていたのだ。


サンヨー食品のホームページに昔のパッケージの写真があった。https://www.sanyofoods.co.jp/company/history/

そしてしばらく経ってコンビニで見かけたカップスターはつるつるの容器になっていた。お、メジャーな感じになったな!

だが、そこに描かれた線は波を打っているように描かれていた。かつて、そう見えていたのを再現しているのだ。

カップスターの会社はあの波線にそんなに思い入れがあったのか。

そして、かつてカップスターが波うっていたことを知らない世代には、「なぜか線が波うってるカップラーメン」に見えてしまうのではないだろうか。


ビニールのバランのような、「かつては意味があったけど今となってはただの模様」でとてもおもしろい。