ちゃんとしたほう

アルスエレクトロニカに出展してきた。オーストリアのリンツという人口15万人ぐらいの町で開催されるアートイベントである。展示されているのは主にメディアアート。僕は顔が大きくなる装置を持って行った。

アルスエレクトロニカの式典はブルックナーハウスというホールで開かれた。副市長やEU議員が挨拶して全員正装。ロビーにシャンパンがあって立体的な皿に小さくてうまいものが載っていた。

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ちゃんとしている。展示でもみんなアートだと思ってるので、コンセプトを真顔で聞いてくる人もいた(顔を大きくすることのだ)。

モンティパイソンやアメリカ文化に先に触れていたけど、あれはこのちゃんとしたやつのアンチだったのだ。南国に住んでいる人が話に聞いていた雪を見た気分。これか。ほんとにあるんだ。

置いてあるものは似てるけど、メイカーフェアとは出発点が真逆だ(あれはDIYでカウンターカルチャー。パーティーでパエリア食ってた)。

デイリーとか無意識にやってたけど、全体の中での自分のポジションを意識した。

ちゃんとした文化の国の人は声が小さくて人に触れるときに優しく触れる。タクシーの運転手にシートベルト締めてくれとひざをトントンとたたかれたとき、後ろから来た人にちょっとどいてと肩をたたかれたとき、どちらも触れるか触れないかぐらいの弱い力だった。ネコぐらい。

このおっとりがエスタブリッシュメントか!と思った。

サンプル数2で語ってるけど。