No Phone AirとNo Phone Selfie

ツイッターにNo Phone Airについて書いたところ「あれはなんだ」という反応があった。

No Phone Air は No Phoneというなんの機能もない電話(の形をした板)を売っている会社のいちばん新しい商品である。このサイトで6ドルで買える。

No Phoneは2014年にキックスターターというクラウドファンディングのサイトに登場した。

iPhone型のただの板。バッテリーもモニターもなんの機能もない。

皮肉と冗談のプロジェクトに18,000ドル(200万円ぐらい)の支援がついた。僕はクラウドファンディングのあと公式サイトで売られているのを買ってブログに書いた。

NoPhone

気に入ったのでデイリーポータルZの友の会の会員向けのグッズとして配布した。1000円払ってデイリーポータルZの友の会に入ると電話みたいな板が送られてくるのだ。

http://dailyportalz.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/nophone-6e47.html

その後、NoPhoneはNoPhoneZeroという刻印がないバージョンや、鏡を貼っただけのNoPhoneSelfieという新商品をリリースしていた。

さすがにNoPhoneZeroはキックスターターで集まった金額が1,200ドル(13万円ぐらい)に減っていた。NoPhoneZeroのビデオはただBGMを流して板がくるくる回っているだけの前衛的なものになっていた。考えすぎているのが伝わる。

NoPhoneSelfieも持っているのだが、肝心の鏡が歪んでいるのがすごい。


ここ肝だろ、というところなのに

NoPhoneのサイトではいつも安売りしているし、50枚セットとかやけになったものを売っている。

そのNoPhone社の一昨年の新商品がNoPhoneAir。ついにパッケージだけになったのに感動した。こんどの動画はいかにもクラウドファンディングな動画をパロディにしたものだった。

動画タイトルにfinally hereと言ってるので自分たちでもついにここまで!みたいな気持ちがあるのだろう。途中で刀鍛冶が登場したりして、完全にふざけている。0:55あたりにとってつけたようなCGが現れる。

僕もクラウドファンディングの偽動画を作ったときにCGは外せないと思って入れたのでその気持はよく分かる。1:18あたり。

僕は偽動画を作っただけだけど、NoPhoneは実際に売って冗談を行動に移しているところがうらやましい。

まったく儲かっている気がしないけど。

彼らはアメリカ版のマネーの虎のような番組に出たりもしているようだ。

https://www.thenophone.com/blogs/news/116858371-the-nophone-will-be-on-shark-tank

そして出資を断られている。それどころか2016年のこの番組の最悪の瞬間のベスト6に選ばれている。

よくNoPhoneで4年も商売をしているなと思う。勇気が出る話である。