食べられる壁

数年前のエイプリルフールにデイリーポータルZで洞窟にコワーキングスペースを作った。ドワーキングスペースである(うまいこと言った!)。

実際に4月1日、洞窟を借りて机を並べて仕事をした。そのようすを随時ネットにアップする。

事前に準備のため、洞窟を貸してくれる地元のフィルムコミッションの男性と下見をした。

貸せる洞窟はふたつ。ひとつは安いけど、洞窟の中に穴があって落ちると死ぬ。

打ち合わせで「落ちると死にますけどどうしますか?」と聞かれたのはじめてだ。

もうひとつは撮影によく使われていて広い。

「しかも、壁が食べられます」

と言って男性は洞窟の壁に張り付いているホコリのようなものを食べた。

落ちるの死ぬ or 壁が食べられる の二択である。なかなかない。もちろん後者にした。

落ちると死ぬのあとだったので「壁食べられるし最高!」とテンション上がったが、エイプリルフールの実施当日「壁食べられるんだよ!」と人に説明したとき、参加者の戸惑いが目に見えてわかった。

ドワーキングスペースの企画は楽しかったけど、バズったかどうかの記憶はない。