ことわざ知らず

ことわざって不思議だと思う。

会話の途中で急に「豚に真珠」と言われても、たとえ話であると分かるのだ。豚の話だとは思わない。

「え、豚ですか?真珠を?すいませんこの資料に豚は…出てこないのですが。」

と言わないだろう。でも「ことわざ知らず」がいたとしたらなんと言うだろうと考える。おもしろいから。

「盗人?猛々しい? 誰も盗んではいませんよ?犯罪…でもないですし…」
「たしかに、朱色の染料は赤く染めますが、いま染料の話はしてませんし、取引先の取扱商品にそういったものは…」

さすがに口に出すと話の腰を折るので言わない。

気のおけないメンバーのミーティングで試したくなるが、それは何らかのハラスメントになりそうだ。