毛虫と牛カツ

とある有名な牛かつの店、いちど入ったときに入り口にカラフルな毛虫がいた。

それ以来、あの店がうまいと人に言われてもあの毛虫しか思い出さない。ああ、あの毛虫の店ね。そう思ってしまう。

緑や赤などの派手な色で毛足が長かった。あの毛虫はなんだったんだろう。東京にいるはずのない毛虫なんじゃないか。

たしかカツはうまかったと思う。しかしあの毛虫は鮮やかだった。牛カツと毛虫、脳のなかで変なところの線がつながってしまった。

この本に載ってる毛虫ぐらい鮮やかだった。