民博のにおい

先週、ずっと行きたかった大阪の国立民族学博物館に行ってきた。

世界中のものすごく変わったものからちょっと変わったものまで展示されていた。こういう文系ミュージアムが存在していることが興奮する。

ゲル。いまはパラボラアンテナと太陽光パネルがついてるそうだ。

かつて日本ではアラブがこのようなイメージだったという例。そういえば月光仮面というのもこの時代の中東イメージがもとになっているのかもしれない。白いターバンだし月だし。

世界は変わったものがたくさんあるなーと思って最後に日本の展示を見るとまったく負けてないインパクトだった。これは長野の道祖神。

見てて途中で気づいたのだが、中東のテントや藁でできた人形などは匂うのだ。

その土地のくらしの匂いである。それが良かった。

インドネシアでもニューメキシコでも「うわー知らんとこ来ちゃったー」と思うのは匂いである。

今度行くことがあったら最初から展示物の匂いをかいでいきたい。

全く関係ないが、これは千里中央で見かけた下手なでかい文字。こういう大きい文字にもノウハウあるんだなと思った。

大きい下手な文字で思い出したが、これもよかった。

コンピューターを使っているのにそれでも読みやすくならないところに、AI時代に人間ができることについての示唆があるのではないだろうか。

後半、まったく心にもないこと書いた。

つぼいち

吉田類の酒場放浪記を見ていたら五坪という店を訪れていた。その名の通り店の広さが5坪なのだ。

つぼ八がもともと8坪の狭い店から始めたのは有名な話である。

大森に「つぼいち」か「いちつぼ」か忘れてしまったがそんな名前の居酒屋があった。狭い入り口の店だった。これはもしかしたら1坪?!と思って入ったら入り口だけ広くて中は柔道場みたいに広かった。時空が歪んでいた。

あれは意外だった。

 

富永一朗ギャラリー

富永一朗の作品を展示している場所は全国に7ヶ所あるらしい(ネットで調べただけでいまも営業しているかわからない)。

富永一朗忍者漫画館
富永一朗海の漫画館
富永一朗とが漫画館
富永一朗はなわ漫画廊
富永一朗あづま漫画廊
亀山ハイウェイオアシス富永一朗漫画廊喫茶
道の駅 関宿 富永一朗漫画廊

富永一朗のギャラリーについて調べるのはこれで2度めである。2000年にも調べてサイトに書いていた。当時は一覧が載っているページがあり、そのときは8箇所だった。(インターネットアーカイブにページが残っていた

17年経っても1館減っただけだ。

富永一朗忍者漫画館に至っては富永一朗と忍者というベン図が交わらなさそうなところをターゲットにしているのがすごい。

と思って調べたら忍者についての画集を出していることを知った。Amazonで古本が26,800円になっていた。

ベン図交わらないだろと思っていたが古本の値段を知ったらちょっと行きたくなった。おれか。

早起き

六本木にある東京ミッドタウンでBigFaceBoxが展示中である。20日まで。

初日の18日は朝7時集合で設営であった。朝7時に六本木か、早いぞ。

早い上にいつもと違う場所だ。遠足気分でわくわくする。

そしてその日は夜にも予定がある。これは早朝の仕事を終えて、スーパー銭湯などで仮眠して夜に備えるのはどうだろう。そう考えて仮眠できる場所を探しておいた。カバンにこっそり着替えを入れておいた。

しかし朝7時のミッドタウンなんて普通に出勤してる人はいるし、設営終わってから仕事をしていたらすぐ夜になった。風呂に入る暇などなかった。なんで昼に風呂に入ろうとしていたのか。

早起きを避けていたら、早起きに過剰に準備するようになってしまった。恥ずかしい。

大きな帽子情報

デイリーポータルZで2003年に書いた「大きな帽子をさがして」という記事を今のレイアウトにして掲載した。

32歳の僕が渋谷~原宿で帽子を探して、けっきょく見つからずに落胆しているだけの記事だ。でかい帽子を探す記事はこのあと3件書いた。

2003年11月 大きな帽子を作ろう
(アンデミルミルという簡易的なあみもの器具で巨大なニットキャップを作る)
2010年4月 大きな帽子は岐阜にある
(大きなサイズ専門の通販ショップで大きな帽子を探す)
2013年1月 4L(64センチ)の帽子を売る店
(大きいサイズの品揃えが充実している帽子屋さんを訪れる)

上記の記事で紹介している店はこのふたつ
ミッド・インターナショナル
ろしなんて工房
どちらもおすすめです。

このような記事を書くと、知り合いから「僕も頭が大きいです」と言われるので、もしかしたら大きい頭の人が増えているのかも………!と思うのだが、どちらの店も「昔から注文数は変わってない」と話していた。

日本人の頭は年々大きくなってないらしい。SNSで大きな頭の人の声が届きやすくなっただけである。無念。だけどそりゃそうだろう。

最初の記事を書いたときに、アメリカ大陸を横断しながら帽子を探す記事を書いたらかっこいいということを住さんと話した。グレイハウンドで移動するロードムービーのような記事で、タイトルはDo you have a hat large enough? とか僕がずっと言うセリフだろうか。

でも、実際にアメリカに行ってみるとアメリカ人はそんなに頭大きくなかった。

9月にサンフランシスコに行く予定なので大きな帽子をさがしてみようか。

ロードムービーのイメージは「パリ・テキサス」である。

ウニでいいですか?

金沢市で開かれたイベントに招待されて、夜に食事会があった。

特産のカニが出るという。しかし僕はカニにたまに当たる。その旨を伝えると

「ウニでいいですか?」

とお店の人に言われた。

「ウニでいいですか?」だと?

いいに決まっているだろう。これまで聞いたなかで最高の代替案である。これからの人生、あれ以上の代替案を聞くことはあるだろうか。

バナナ・メロン・マンゴー

メロンソーダにしてもメロンパンにしてもメロン要素はない。メロン=高級品というイメージを流用してなんだか甘くてうまいもの、という意味でのメロンである。

東北や北海道に行くと、バナナまんじゅう、バナナ最中というお菓子がある。かつてバナナが高級品だった時代、バナナの匂いをつけた和菓子が作られたそうだ。メロンのポジションにかつてバナナがいたのだ。東京ばな奈も相当恥ずかしい。

で思ったのだが、今そこいるのはマンゴーではないだろうか。マンゴーのお菓子はマンゴーが入っていることが多いが、手が届かないからお菓子にしとこうという果物の枠だ。

次はドリアンじゃないかな。

自動運転あるある

近い将来、車が自動運転になって公共の乗物になったら「うわーこの車、前のやつカレー食ったわー」とか今にはない迷惑さが出てくるのだろう。不特定多数の人が乗るので絨毯敷きで土足禁止のヤンキーの車のようになるかもしれない。

たくさんの人の目に触れるので世界一周のポスターが貼ってある可能性もある。居酒屋のトイレのようになるのだろうか。リステリンと綿棒が置いてあったりして。貼ってあるのは親父の小言ではなくAIの小言だろうか。

なんの本で読んだか忘れたが、かつて鉄道が最新テクノロジーだったころ、電車の振動が脳に悪いという話があったそうだ。移動が速すぎるので呼吸ができないのではという懸念もあったらしい。

速く移動したら風圧で呼吸ができないかも、と考えると確かにそんな気がする。でもできてる。

たまたま乗った自動運転の車に残されていたものが昔の恋人のものだった。そんな出会いも誰かが描くだろう。残されたものが髪の毛で暇つぶしに車内でDNA鑑定していたら実は………!みたいな感じだろうか。未来だから。

未来あるあるを考えるのは面白そうだが、明日までにやらなければならないこともある。

いま口内炎できてない!

口内炎ができているときは食べるたびに口内炎のことを考えてしまう。食べてないときも舌先で触って痛っ!とかやってしまう。

なのに、口内炎ができてないときに「口内炎できてない!最高!」と思わないのは損である。

口内炎ができてないことに気づく人生でありたい。ほかにも

・痔
・親が病気
・期限をとっくに過ぎてるレンタルDVDがある
・借金がある
・確定申告しなければならない

など、それがあるとずっと考えてしまうことのチェックリスト作って眺めればいいだろうか。

そして「いま痔じゃないし、確定申告の季節じゃない、最高!」と考えるのだ。

明るい気持ちになるかもしれないが、ちょっと前向きすぎて気持ち悪い気もする。

BigFaceBoxと死ぬかと思った

顔が大きくなる箱(英名 BigFaceBox)をいろんなところで展示している。海外にも持っていっている。

たくさんの人が顔を大きくしているのを見てて、「死ぬかと思った」に似てることに気づいた。

「死ぬかと思った」は18年前に僕が始めた投稿サイトで本にもなっている。文章の最後に「死ぬかと思った」をつけることがルールになっている。投稿は恥ずかしい話で、正直、死ぬほどのことではない。でも「死ぬかと思った」とオーバーに締めるのがおかしい。

大きい顔も死ぬかと思ったも、ちょっとしたアレンジで日常が輝くという構造は同じである。

別に輝いてはいないか。

顔を大きくするとたいていの人が写真に撮る。その写真をSNSにアップしたり友だちに送るのだろう。

もう僕らはネットの中に生きていて、知り合いも直接会うよりもネットを経由して見ることのほうが多い。つまり写真を見ているのだ。

だからかっこよかったりおもしろい写真が撮れるのが大事である。顔を大きくする箱はリアルだけど、すごくネットっぽいと思っている。

そのインスタ的な考えにしっくりくるのは、デイリーポータルZで記事に使える写真を撮ることをずっと意識してきたからだと思う。

一瞬でもいいからうまくいった瞬間の写真を撮る。

だからイベントにこれらを持っていくと意外に写真を撮るのが難しかったりする(すいません)。

そのなかでも安定度が抜群の顔が大きくなる箱の次回展示は8/18~20 六本木ミッドタウン。

http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/summer/kids/kids01.html

こういうの集めた展示をしてみたいが、それはただのトリックアート美術館な気がする。