マルチン (2014.12.28 Sun 00:14)

来年からブログ更新しよう。と思ったけど忘れるから今日からやろう。

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近所の古本屋で團團珍聞(まるまるちんぶん)という明治時代の新聞を見つけた。
当時のふざけた新聞で、当時の政治を風刺する漫画が載っていたりする。ビゴー(歴史の教科書に登場する「漁夫の利」を描いた人だ)も描いていたらしい。名門だ。

これが100年前の反骨か、いまより表現の自由が制限されていた中でユーモアと批評性を両立させていたのだ。憧れるなと思って開くのだが、

ものすごくくさい。カビくさいのだ。

だからずっとしまってある。過去のものに学びたい気持ちもカビくささに負ける。
ちなみに團團珍聞は通称「マルチン」と呼ばれていたそうだ。100年前の人もマルチンって言いたかっただけかもしれない。


なんかおもしろいかなと思って (2014.9. 8 Mon 00:26)

8月に大垣でひらかれたMiniMakerFaireに参加した。自作の工作や作ったものを見せ合うイベントだ。

そこでデイリーポータルZのライターの小堀くんがクレーンの先におじいさんの顔をつけたものを作ってきて展示していた。2日目には改造されて鼻からシャンプーとリンスが出るようになっていた。

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訪れた人にどうしてこれを作ったのかを聞かれて小堀くんが

「……いや、なんかおもしろいかなと思って……」

と答えていた。でもあの会場にあったものはたいてい「なんかおもしろいかなと思って」で作ったものだろう。三輪車もトランペットも、新幹線に「ひかり」って名づけてしまうのも同じだと思う。なんだかおもしろそうだからだ。

役に立つとかもっともらしい理由はあと付けである。

「……いや、なんかおもしろいかなと思って……」

という弱々しい返事は真理だったなと帰りの新幹線のなかで、思った。



ラノベ (2014.8.27 Wed 10:31)

コミケに出るので夫婦で同人誌を作った。その中に1ページ、小説を書いたのだ。同人誌といえばラノベだ、そう思って書いたのだが、長いのがかけず短いの3本になった。

そのうちの1本。twitterでの尾張さんののやりとりがアイデアの元になっている。

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ラノベ・部屋とワイシャツとクローン

食虫植物は人の皮膚や爪なども食べるのだという。ツイッターでそう書いている人がいた。
さっそく食虫植物をホームセンターで買ってきて自分のささくれを食べさせていたところ、その植物がつけた実がなんとなく自分に似ているような気がしてならない。

不気味に思いながらその実をもいで包丁で切ってみた。包丁を入れると同時に自分にも痛みを感じることもなく、しかもフカフカであんまり甘くない実であった。つまらないので途中から砂糖をかけてみたが青臭さが引き立っただけだった。半分以上残して食べるのをやめてバルコニーから放り投げた。鈍い音を立てて実はアパートの小さな庭(正確には隣家との隙間)に落ちた。翌日見おろすと実にはアリがたかっていた。

自分に似た実をアリが食べている。今度はアリが自分に似たりしないか。またはアリの巣に自分そっくりのクローンが埋まっているんじゃないか。だとしたら100いいねぐらいつく写真が撮れるかもしれない。そう思って土曜日にアパートの隙間に出てアリの巣を探してみた。自分が埋まっていることもなく、自分に似たアリもいなかった。

そもそもアリは小さすぎて一体誰に似ているのかわからない。面白くない地味な結果になってしまったので、アリの巣の形が人の形になっていました。という嘘をインターネットに書いてみたが3いいねであった。(了)

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妻に読んでもらったが全然ラノベではないという感想だった。


フラクタル (2014.7.23 Wed 00:41)

タクシーのおじいちゃん運転手にあたると、タクシーの中がおじいちゃんの部屋のにおいがすることがある。それどころか、おじいちゃんの口臭で満たされているときもある。胃が悪そうなにおいだ。

つまりこれはタクシーの車内でありながら運転手の胃の中なのかもしれない。インナーワールドが世界につながる。中沢新一が言っていたフラクタルだ。

なるほどこれがポストモダン的な…と解釈しようとするが、くさいものはくさい。

しかし東京を走るタクシーの中には運転手の胃を再現しているものがあると思うとなかなかわくわくする話である。いや、しない。


漁師語 (2014.6. 1 Sun 13:22)

むかし離島に行ったときに、地元の人が漁師は口が悪くて当然と話していた。

「船の上で『それとってくださいますか』なんて言ってたらその間に魚逃げちゃうからね。『とれ!』って言わないと」

たしかにそのとおりかもしれない。

短くて早い言葉は乱暴に聞こえる(たぶんどこの国でも)。丁寧に言えば言うほど長くなる。仕事のやりとりだって「むり」「やって」「買え」「わかった」を長くして言いあってるだけとも言える。

素早い動きが必要な仕事は乱暴な言葉で、初見の人と会う仕事は長いいいまわしになるのだろう。短い言葉は漁師語、長い言葉はサラリーマン語という別の方言だと思うと納得できる。どっちが悪いとかじゃなくて、違う言葉。

うちにきた引っ越し屋さんは仲間内で「そっちもってください」「おろします」など丁寧な言葉づかいだった。あれはああしないとバイトがすぐやめちゃうからという理由だと思うけど。


ゼリー (2014.5.17 Sat 15:14)

コンビニで新しいお菓子やジュースがあるとたいてい買う。

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あんこ入りのカフェゼリー。

しかしグリコは普通のコーヒーゼリーだけ作っていれば安定して売れるだろう。東洋水産も赤いきつね、日本コカ・コーラもコーラだけ作っていればかなりの売上を確保できるはずだ。

でもコンビニの新商品の棚を狙いたいのと、あとやっぱり定番だけだと将来不安だからあれこれ手を出しているのかもしれない。

僕がしている仕事もあきらかにそれで、あれこれ手を出すひとつをずっとやっている。社会人になって20年、環境は変われどずっと儲かるかわからない新規事業の担当だ。

だからあんこ入りカフェゼリーにシンパシーを感じて買ってしまうのかもしれない。ダイバーシティが大事だとかそういうメタな視点ではなく当事者だ。

ゼリーはうまかったです。


棒 (2014.5. 9 Fri 14:11)

ゴールデンウイークに京都でイベントをした。その帰りに室町幕府跡を見に行ったのだ。

室町幕府は日本史のなかでなかなかマイナーである。XTCのアルバムで言えばmummer、YMOならBGMである。

パッとしないし、末期になると幕府が機能してなくてほぼ無政府状態だし、そもそも御所が「花の御所」というおっとりした名前なのもおもしろい。平城京や江戸は今でも大きな地域を指す名前だが室町という名は京都の一角にしか残っていない。
東京で言ったら経堂幕府ぐらいの名前なのではないか。

そんなことを考えて行ったがやっぱり遺跡は棒1本なのである。

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床屋の角にあった石の棒。

遺跡を見に行ったところでたいていあるのは棒である。

六波羅探題も棒。

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墾田永年私財法がうまれた恭仁京も棒。

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京都に行くたびに地味に遺跡を見ているが、結局あるのは棒なので東京でそこらの棒を見ててもいいんじゃないかという気はしている。

ただ、花の御所跡にあった居酒屋が「一揆」だったのがおもしろかった。

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土一揆や山城の国一揆にちなんでいるに違いない。こうして室町幕府は弱体化していったのだ。


型 (2014.4.28 Mon 01:32)

このまえschooというオンライン授業で話をした。

よのなかから型を見つけて、それを違った方向でまねると企画になるという話。
いわゆるマナーも型なので(拝啓→拝復、とか)、まじめに見せるのもおもしろく見せるのもまずは型をつかむことから始まると思う。

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痩せた人は太っていたときのズボンを履くので、力士用のでかいズボンを履いてダイエット成功者みたいに見せた
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飛んでいる人には下に影ができるので、黒い布で影だけ作って飛んでるように見せた
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芸能人は望遠で撮られるので、写真にノイズをのせてジャニーズっぽく見せた

全て型だ。

愉快な企画を考えるためには、よのなかの型をたくさん見つけるのが近道かもしれない。じゃあどうすればいいのか、はさっぱりわからない。
1時間ぐらい街や人を見ているとなにか分かるかもしれない。
母親に「さいきん」「げんき」「寝る時間」「足りてる」と言葉を分けて喋ってもらってそれをつなげると駅のアナウンスみたいになるかもしれない。いや、これは違うか。わけわからなくて面白そうだけど。

しかし(急に話は変わるが)自動改札で引っかかったときはなにか型があったほうがいいと思う。みな照れくさそうに怒ったり落胆したりしている。ハッピーアイスクリーム!って言うとか決まってたほうが楽だ。


富士そば (2014.4.26 Sat 15:51)

会社で若い営業の女性が富士そばに入ったことがないと言っていた。
それどころか「見たことがありません」とまで。

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あれだけあって見たことがないわけないだろう。見えてないのだ。自分に関係がないものは目にはいるけど見えない。たぶん僕にも見えてないものがあるだろう。なんだろう。ネイルサロンとか見えてないかもしれない。見えてないのでなにが見えてないのかわからない。

見えてるけど見てないものを見つけるのは虹の色が6色から7色になるみたいな話で世界が広がる。

見えてないものを見つけるにはどうしたらいいんだろう。外で一軒一軒メモしていけばいいんだろうか。


多幸感 (2014.4.14 Mon 00:31)

いま使っているソニーのカメラが夜でも明るく撮れて面白いので花とか撮ってる。

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見てて思ったのだが、これは飲んで帰ってくるときの景色だ。酒飲むとこれぐらい景色が鮮やかに見えている。
それでなんてことない餃子のネオンが綺麗に見えて写真をたくさん撮ってしまったりする。なんて多幸感。

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実際に瞳孔がひらきすぎて光が入りすぎているのかもしれない。酒飲むと身体だるくなるけどやっぱりこの景色は捨てがたい。

翌日写真を見てなんでこれ撮ったんだろう?と思うことが多いけど。

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「世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書」出ました。



来世の再会 (2014.3.19 Wed 03:46)

「生まれ変わったらまた会おう」というセリフを物語でよく見る。

しかし生まれ変わったらどこの国に生まれるかわからない。
この出生率が低下する日本で再び会う確率は相当低いはずだ。そう思ってネットにあった統計を適当に計算したら世界じゅうで生まれた人のうち、日本で生まれた人は約1.1%らしい。
1.1%のどうしの組み合わせだからだいたい1万分の1の確率だ。
ほぼ無理。

いちばん割合が大きいのはインド。世界で生まれた人の約28%はインドだそうだ。「再び会おう」がインド人同士なら約8%(0.28×0.28)の可能性で実現する。日本人同士よりははるかに確率が高い。

だから「生まれ変わったらまた会おう」といって次はくっきりしたインド人同士として再会するかしれないのだ。ちょっとおもしろい。

しかしインドも広いから会えるかどうかはまた別の問題。

虫とか魚になる可能性もあるとしたら知らん。


ハットリくん (2014.3. 2 Sun 18:14)

2ヶ月も更新忘れた。

タクシーの運転手に近所のスナックを薦められた。もともと音楽をやっていたところでカラオケの音響設備がいいのだという。運転手いわく、僕の紹介だといえばサービスしてくれますから、と。

「私の名前は服部です。忍者ハットリくんって覚えてください。」

タクシーの運転手に突然僕が忍者ハットリくんですと言われたことをたぶん忘れないだろう。忘れないだけのインパクトある。

もう脳細胞が衰えて新しいことが覚えにくくなっているのに、余計なことを刻み込まれた。残り容量少ないんだから変なもの保存しないでよー、と思った。


文体模写・習作 (2013.12. 2 Mon 01:14)

近所の古本屋で古いパンフレットばかり買っている。

昭和初期の観光地や温泉ホテルのパンフレットの説明はどれも堂々として優雅で、景色を描くさまはとてもかっこいい。

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↑さっぽろのようす
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↑秩父
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↑摩周湖

読点(、)でつないだ長文であるのも特徴だと思う。

この文体で六本木ヒルズを描くなら

当ビルヂングは帝都の繁華街の中でも最も先端と言われる六本木の中心にそびえ、最新鋭のビジネスオフイス、高級住居、ショッピングアーケードを擁する超高層建築として、その名は日本のみならず世界にも響き渡り、海外からも多数のお客様がおいでで御座います。

なんて感じかもしれない。駅前のダイソーだって
当店は食品から家具まで均一価格にてご提供する極めて近代的な店舗として地域の皆様に「是は便利だ」と御好評を戴いており、又その在庫数たるや城西地区で突出した数を誇り、米国のウオルマートを彷彿とさせると云われております。

と書くとロマンあふれる店に聞こえる。

こういう期待感があると近所も旅っぽく感じる。この文体はもうちょっと練習しよう。


いいわけ (2013.12. 1 Sun 01:10)

同僚3人と西新宿にある会社から新宿の店に行くのにタクシーに乗ってしまった。西新宿から新宿、地下鉄で一駅である。

だが、駅まで歩いて電車乗ってひとえきで降りてまた降りて歩いてが面倒だったのだ。同僚が「4人いるからひとりあたりは電車と同じだし」と言っていた。

でも全員定期を持っているのでこの理由は間違っている。定期で乗ればタダだ。でも面倒なのだ。だから乗った。

こういういいわけを集めたい。

・毎日のコーヒー代で買えます(月賦で買ってもコーヒーは飲む)
・しゃぶしゃぶは野菜もたくさん食べられる(食べたいのは肉)
・宝くじは買わないと当たらない(買っても当たらない)
・競馬は夢を買う(紙きれを買う)

うまい商売は客が考えなきゃいけないいいわけを用意しているんじゃないか。

で、最初のタクシー代だけど4人でちゃんと精算してないことにいま気づいた。


10月を振り返る (2013.11.13 Wed 03:21)

デイリーポータルZが11周年を過ぎて事務所も西新宿に戻って落ち着いてひと月がすぎた。
落ち着いたので新しいことを始めようと思ったがまだなにも形になってない。

ひと月むだに過ごしてしまったなと思ったが写真を見たらそうでもなかった。

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この感じできっと春になったりするんだろうな。


ラクロス (2013.11. 9 Sat 12:45)

駅に「○○大学ラクロス部 1部リーグへ!」というポスターが貼ってあった。

まずその大学にラクロス部があることを知らなかったし、ラクロスに大学リーグがあって、1部2部と分かれていることも知らなかった。
でも当事者は駅にポスター貼っちゃうぐらいエキサイトしているのだ。

それを揶揄する気は全くなくて、逆に僕がいま気がかりでいることもこれぐらい他人は知らないだろう。

締め切りを過ぎた仕事や通販で買った帽子がえらくださかったこととか世間的には興味ゼロだ。そう思うと気が楽になった。

しかしあの帽子はださい。



縄文 (2013.10.24 Thu 22:23)

ナチュラルローソンのお菓子コーナーは木の実ばかりである。

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見ていて思ったのだが、ナチュラルで体にいいといわれているものはつまり縄文なのではないだろうか。

・くるみやきな粉のお菓子(採集)
・しじみ50個分の味噌汁(貝塚)
・ジビエ(狩猟)
・石のアクセサリー(石器)
・ノマド(移動生活)

どれも縄文のキーワードにフィットする。iPadは石版だ。それに対してファットな生活は弥生時代に由来しているのかもしれない。

・ごはん(稲作)
・終身雇用(定住)
・身分と争い

弥生に問題があるって説はちょっと無理あったか。でもロハスはきっと縄文だ。森ガールってよく縄みたいなカメラストラップしてるし。



スーパー (2013.10.23 Wed 07:12)

駅の近所に新しいスーパーができる。
今日前を通ったらスーツ姿の社員がダンボールを次々と運び入れていた。
その社員たちが妙に嬉しそうなのだ。笑顔。

無表情の人がダンボールを運び出すのはテレビで見る検察の強制捜査だが、その真逆だった。スーツの人が笑顔で、ダンボールを運び入れている。

ダンボールの向きで人の表情は変わるのかもしれない。

そんなこたないか。



キラキラ (2013.10.19 Sat 02:26)

デイリーポータルZ編集部がヒカリエから新宿の本社にうつって淡々と毎日が過ぎている。地味だが土日のたびにイベントを考えなくてもいいし、ゴミを自分たちで捨てなくてもいいのは楽だ。

しばらく大きなイベントもないので自分で仕事を作らないとヒマになってしまうのだが、ヒマもいいよな、やっぱりよくないかなと迷いながらとりあえずはデイリーのコンテンツをせっせと作っている。

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草野球の写真を撮り(来週公開予定)
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マスクマンが歌をうたっているところを撮った(10/19公開予定)。
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台風が来たので1日じゅう気圧を測っていた。
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ロボットレストランはいちど取材しておもしろかったので編集部とライターで行った。漢字を描いたロボットが登場していた。

そしてこれがロボットレストラン3階にできた待合室のトイレ。
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キラキラしたうんこ出そう。

現地でも「キラキラしたうんこ出そうだよ、キラキラしたうんこ!」とずっと言っていたがあまり賛同されなかったのでブログに書いた次第。

あと思いだした、ここならダイヤの尿管結石出そう、って話もした。



水割り (2013.9.11 Wed 00:58)

9/10
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朝から準備して撮影。先週から準備していた撮影はおおむねうまくいって終わる。
昼ごはんにかつ煮を食べていっしょにいた住さんが残したチキン南蛮を食べてしまうぐらいの達成感。

午後にヒカリエの編集部に戻るが疲れと達成感でいまいち仕事に乗りきらず。
チームミーティングしてメールなど書いてるうちに19時。ライターとの企画会議の時間。

会議は少人数だったのでアットホームに終わってバスで帰宅して駅の近所で晩ごはん。
メニューにハイボールと書いてあったので頼むと「ハイボールないんです」とのこと。メニューに書いてないのが裏メニューだとしたら裏々メニューか。そう思ったらハイボールありましたと出てきた。

しかし炭酸が聞いてなくて巨大な水割りジョッキだった。お詫びのしるしかやたらと濃い。

巨大な水割りを飲みながらあじの開きを食べる。意外にあった。
先週からかかりきりの仕事が終わった開放感で家でも氷結を飲む。


火宅の人 (2013.9. 9 Mon 00:12)

9/7
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9時ごろ起きてぼんやりする。午後から電車に乗って買い物に。1時間ぐらいかけて歩いて帰る。

帰りに寄った近所のスーパーでワインの試飲をしていた。試飲している男性がずっと咳き込んでいる。咳き込みながらもワインはやめない。破滅型だ。スーパーで見た火宅の人。

0時過ぎから仕事。終わったのは朝8時ぐらい。そのあいだにオリンピックが東京に決まったとテレビで浮かれて騒いでるのでツイッターで皮肉を書く。

9/8
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昼に起きて15時過ぎに渋谷へ。

あさってにある撮影の準備をする。東急ハンズで買い物をしてヒカリエに向かう途中で大雨に遭う。傘をさしていたがずぶ濡れ。しかもカバンの口が開いていた。

作業前半は順調に進むが後半で壁にぶつかる。カッティングマシーンという装置を使っていたのだがそれが思い通りの動きをしてくれない。

マニュアルを見ながら調べていたら刃が付いていないことが分かった。これは切れるわけがない。

作業はあしたに持ち越し。あした早起きになったのでもう寝る。


ハットリくん (2013.8. 5 Mon 01:36)

18歳ごろ行った眼科で「ハットリくん見てくださーい」と言われた。

たしかに斜め前の視力検査表の下にハットリくんが貼ってあった。黒目を寄せて白目を診たいらしい。そのときの目の方向の目安がハットリくんなのだ。

でもその唐突な言葉は四半世紀近く経っても忘れない。いろんな大事なこと忘れているのに「ハットリくん見てくださーい」は忘れてない。

反対側には別のキャラクターが貼ってあったと思うんだけど、それは思い出せない。

練馬区の北町商店街にあった眼科。
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ハトナイトは8月31日。チケット発売中。


シアトル (2013.7.30 Tue 01:13)

ハトナイトの前にあのマスクを売ってるシアトルの雑貨屋に行ったほうがいいんじゃないか。
イベントのネタになるのではないかと思っているが中学英語しかしゃべれない。

「日本から来ました」
「ハトのマスク、日本でうけました」
「ストリートビューにもうつりこみました」
「おもしろいものたくさんありますね」

ぐらいで会話が終わってしまう。

………しかしよく考えると、日本語が通じてもそれぐらいしか言うことがないかもしれない。

ちなみにお店はここ。

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ハトナイト、チケットあと40枚ぐらいです。


不器用さ (2013.7.28 Sun 12:26)

むかし相撲を見に行ったとき、高見盛を見てうっかり感動してしまった。

恐怖をふりはらって自分を奮い立たせようとするあまりおかしな動きになってしまっている。身に覚えがある不器用さだ。

格闘技に向いてないんじゃないかとも思う。
もっとウェブデザインとか別の仕事のほうがいいかもしれない。

でもクライアントのころころ変わる指示に翻弄されておかしな動きになっている姿も想像できる。

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ハトナイトは8月31日です。チケット発売中。
http://yaginome.jp/hatonight/


記憶 (2013.6.10 Mon 21:15)

いま近づいている台風の名前(yagi) で自サイトのことを思い出し更新。
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人間の細胞は3年で入れ替わるから結婚して3年で愛情が変わるのだという話をときどき目にする。7年とか2年とか期間は本によって違う。でもあれうそだろう。

それだったら3年でフルーチェの味を忘れたり、トイレで尻を拭く方法も忘れてもいいと思うのだ。顔も変わっていてもいいかもしれない。

むかし眼科で目の細胞は1週間で入れ替わると聞いたので、ついでに僕の強度の近視も治してくれてもいいのに、入れ替わった細胞でできた目もまた視力0.06である。

僕のコンタクトは2週間交換だけど、その下の目のほうが交換早いのか。すごいな。

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ひらがなで「らんでぶー」、長音がくるっとしているのも完璧。


イハサ (2013.4.17 Wed 22:57)

小学生のころ、朝の情報番組のおでかけ前の頭の体操みたいなコーナーで、アサヒを逆再生するとどうなるでしょう?という問題をだしていた。

答えはアサヒの逆のヒサアではなく、イハサ。

発音はasahiなので、それを逆から読むのでイハサ(ihasa)になるのだ。逆回転特有の恐い声で「ィハサァ」と聞いたのが忘れられない。

忘れられないにしても30年以上前だ。忘れられなさ過ぎる。
そしてあれはおでかけ前の頭の体操、というには濃すぎる内容だったのではないか。



サプライズコール (2013.4.14 Sun 11:31)

ラーメン屋でエグザイルのラジオがかかってて、視聴者にサプライズ電話するというコーナーがあった。
電話を受けた男の子は「まじっすか!」と驚いてた。

あれと同じことを織田信長でできないかと思ったのだ。
織田信長が地方の野武士にいきなり電話するのだ。
「まじっすか、信長さんですか?おれ超あこがれてるんすよ。長篠の戦いの話聞きました。鉄砲隊、超ヤバイっすよ。」
と答える野武士。
「ハハハ、いつかわしの軍勢にはいってくれよ。頼むよ」
と信長。
「絶対入ります!僧兵とか一網打尽にしますから」
なんて野武士。

こんなやりとりだったらいいなと思いながらラーメン食べてた。


逆テレビ

知ってる人や親戚がテレビに出るとちょっとした騒ぎになる。

事前に分かってる場合はいつ出るかと固唾を呑んでテレビを見る(しょっちゅう見ている人でもだ)。出たら出たで、噛んだとかネクタイまがってるとかXXXちゃん大きくなったねえなんてあれこれ語る。

紅白歌合戦は後ろで踊るダンサーがたくさんいるのできっとひとりひとりにそういう騒ぎが起きているだろう。あ、うつった!ちがう、いやそうだ。もっと映せ!あー終わっちゃった、とか。

むしろそっちのほうが見たい。そっちだけを中継する逆テレビってできないだろうか。


リアル (2013.3.28 Thu 02:17)

東北のほうの小学校が廃校になるというニュースを見た。もともと人口が少なくなってきたところに地震もあり、いっそう人が減ってしまったためだという。海沿いの町だ。

数人の卒業生を送り出し、地元の人が集まって行われたさよならの会のようすが映し出された。

そこの料理がチーズフォンデュだったのだ。

意外。この流れでチーズフォンデュは意外だったがそれは僕の勝手な東北に対するエゴなのでチーズフォンデュでよし、と思った。そのあとみんなで歌った校歌が妙にアップテンポで、歌詞もたんたかたーん、みたいな楽しい感じだった。

いいリアルを見たなと思った。


ゲーム (2013.3.11 Mon 11:19)

とあるモバイル接続サービスの暗証番号が分からず、サポートに電話した。
口頭で番号をいくつか言えばあってるかどうか教えてくれるという。いろいろ言ったがどれも「違います」とのこたえ。でもひとつだけ
「聞き間違いかもしれないのでもういちどお願いします…違います」
と答える番号があった。また遠ざかったら
「3番目に言った番号、あれが聞き間違いかもしれないのでもういちどってみてもらってもいいですか」
とまで言う。それの前後を言ったら当たった。

正解に近いとメッセージが変わるのってむかしのファミコンのアドベンチャーゲームっぽい。犯人捜しみたいなゲーム。


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